僕と漫画と人生と。
僕は少女漫画を嫌い、少年漫画を好む女子でした。
目が大きく、体型が骨格標本並みに細く、無駄にキラキラしていて、キャピキャピしていて、何かと恋愛に持っていきがち、というところが少女漫画の苦手だったのです。
漫画雑誌は「ピンク!!!」と主張しているように見え、当時ピンク好きだった僕でも、「…これはないな…」と思うほどに苦手でした。
だからといって漫画を全く読まなかった、というわけではなく、兄や兄の友達が持つ漫画を借りては読んでいました。彼らが持つ漫画のジャンルは少年漫画でした。
僕は少年漫画の世界観に一気に引き込まれました。
呪文、技、バトル、迫力、普段はギャグだがたまにあるシリアス、…少年漫画の要素が僕を構成する一部となったのです。
少年漫画が好きになった僕は、クリスマスやお正月、自分の誕生日にもらえるお小遣いで少年漫画雑誌を買いました。
それが、コロコロコミックです。
兄の周りはコロコロコミックが流行っていましたが、僕の周りは少年ジャンプが流行っていたため、コロコロコミックについて語ることはありませんでしたが、当時の僕はそれでもいいやと思っていました。だってコロコロコミック面白いんだもん。
前置きはここまでにして、僕を構成する5つの漫画を紹介しようと思います。面白い漫画が多すぎて、どれを紹介しようか迷ったが…何とか頑張りました。
1.金色のガッシュ!!(作者:雷句誠氏)
(僕の中では)原点にして頂点。アニメも見ました…というより、アニメを見てから漫画を読んだ気がします。アニメを見た時に「何だこのアニメは!」と思い、それから毎週日曜日を楽しみにしていました。また、作中に出てくる『本』が大好きで、しばらくその『本』に描いてある絵を模写していました。
今でもパルコ・フォルゴレの曲(下ネタなので苦手な人は注意)は鮮明に覚えています…(苦笑)
あれはずるいです。ギャグテイストなのに、シリアスシーンもあって、感動シーンもあって…多分あれが初めての「ギャップ萌え」だと思います。
金色のガッシュ!!の中ではウマゴン推しです。メルメルメ〜って叫ぶウマゴン、めっちゃ可愛い。『本』を背負っている(落ちないように工夫している)の可愛い。シュナイダーという本名…かっこいい。
余談ですが、この記事を書いている時に浅野勝正さんの『カサブタ』がシャッフル再生していたプレイリストから流れてきました。すっごーい。
2.DEATH NOTE(原作・原案等:大場つぐみ氏、作画:小畑健氏)
漫画とアニメは全部見ました。藤原竜也さんが夜神月役、松山ケンイチさんがL役をやっていた映画も見ました。日曜ドラマやそれ以降にできた映画は見ていません。だって原作と全然違うんだもん…!(怒)
原作に似ているとかなら見るのですが、まるっきり変わってしまってはそれはもうそのタイトルにしないでほしいと思います…凡人の夜神月なんて夜神月ではない。夜神月と名乗るな凡人が、と日曜ドラマとして登場するDEATH NOTEを調べてはそう思いました。また、東出昌大さんらが出演するDEATH NOTEなんて、もはや別物だと思いまして、見に行ってないです。
DEATH NOTEはやはり漫画か、漫画を再現したようなアニメ、映画を見るべきだと思います。漫画で初めて、DEATH NOTEのあのゾクゾクっとする感覚を味わいました。そのゾクゾクは、恐怖なのか、高揚感なのか分かりませんが。
DEATH NOTEの中ではジェラス推しです。めっちゃ可愛い。でも消えちゃうの切ない…でもそのおかげでジェラスの好きなミサミサが生きてるんだもんね…ある意味幸せな消え方なのかもしれないなあ。
3.20世紀少年(作者:浦沢直樹氏)
映画を見て、衝撃を受け、急いでTSUTAYAで全巻借りて読んだ作品です。漫画を読み、もっと衝撃を受けました。あれは大人になった今もう一度読みたいなあ。当時まだ小学生だった僕には理解できなかった部分が、今だったら絶対に分かると思うんだ。
その漫画を読み終わってからしばらくして、なんと太陽の塔でお馴染みの岡本太郎展が地元(宮城県)でも行われるということで、急いで母と二人で行きまして(父と兄はお留守番だったか何だったか忘れましたが、いませんでした)、ほくほくした顔でお土産を買いました。太陽の塔の裏ってこうなってるんだーとか、色々と岡本太郎氏の作品を見ては感動していました。何なんでしょうね…あのお方の世界観って…ぜひとも脳内に忍び込みたかった。太陽の塔以外に生命の樹も好きです。その当時、確かそれを見て創作意欲が湧いていたような…。
あ、漫画の話に戻ります。話の内容は物凄くダークですね。日本語が苦手な小学生(=僕)が読んだら間違いなくちんぷんかんぷんになる作品です。それに加え、グロい。ですが、読んでいくうちに「次は?次はどうなるの?」となり、最終的にはどんでん返しが待っています。…説明下手で申し訳ないですが、ぜひとも読んでほしいです。ギャグとは違う意味で面白いです。
20世紀少年の中ではカンナ推しです。可愛い。母はトヨエツ推しなので、多分オッチョ(トヨエツ)を見ていたと思います。
4.ぼくはガリレオ(作者:樫本学ヴ氏)
アニメ、ドラマになった漫画とは違い、残り2作品は漫画しか読んでいないものです。しかも、ようやくコロコロコミックです!(金色のガッシュ!!もコロコロコミックに載っていた時代があったみたいですが、残念ながら僕はそれを読んだ記憶がありません)
あれは笑劇であり、衝撃でしたね…。G技とかD技とか…もうかっこいいの代名詞じゃないですか!あれを見た時、「うわ…うわわ!かっこいい!僕もG技使えるキャラ作りたい!」と思い、必死にG技を考えたり、そのG技を使えるキャラの名前を考えたりしました。そのために図書室で色んな歴史上人物の伝記(漫画)を読みまくりました。また、樫本学ヴ氏が描く息切れや傷、効果音の形を真似して描いていました。あ、あとリンゴも真似して描いていました。あんなに可愛いフォルムのリンゴは真似しなきゃダメだ、と思っていました(苦笑)
ぼくはガリレオの中ではシャガール推しですね…ベルと仲良いよね…可愛いなあ。あ、でもゲーテも好きなんですよ。ショートヘアが好きなのかな…。イモコは…うん、無い…ボールをロッシーニとツナヨシに当てたシーンは面白かったけど、無い…。オキタヒミコ兄妹も癒しですねえ。
5.ゴゴゴ西遊記─新悟空伝─(作者:小西紀行氏)
大長編で泣かせに来るギャグ漫画。大長編を読むと普段ギャグ漫画描く人なんだよな?と困惑してしまうほど大長編では感動します。最終回も涙ボロボロものです…あれは反則…。
西遊記は元々好きなのですが(と言っても見たことがある西遊記は香取慎吾さんが主演の西遊記で、しかも覚えている作品が2007年にやった映画という…ガンダーラもMonkey Magicも知ってるのにね(どちらもゴダイゴの曲です))、それを理由に読み始め、ギャグでゲラゲラと涙を浮かべるほど笑い、大長編で感動でボロボロと涙を流しました。最終回は、もう…ね。ネタバレになるので言いませんが、もうあれは…思い出しただけで泣きそうになります。
ゴゴゴ西遊記が始まる前の西遊記ヒーローGo空伝!は少しだけ読みました…というのも、僕がコロコロコミックを読み始めたのがその少しの部分で…その、僕が読んだタイミングでは三蔵一行は天竺にすぐに行ってました。いつか一気に読みます。もちろんどっちも。
ゴゴゴ西遊記の中では推し…決められません。強いて言うなら三蔵一行。あの四人にはずぅーっとわちゃわちゃしていてほしいですね。微笑ましい。猪八戒が孫悟空に食べられても、沙悟浄が不憫な扱いを受けていても、別の漫画のパロディを出す三蔵一行でも、微笑ましいと思います(悟り)。
と、まあ、こんな感じです。5つにまとめるなんて無理!と思いながら、何と書きました。好きな漫画は上記の5つ以外にもちゃーんとあります。
・推理の星くん(原作・原案等:立神サチ子氏、作画:せいの奈々氏)
・怪盗ジョーカー(作者:たかはしひでやす氏)とか、トレジャーガウスト 史上最強のコンビ!!(作者:勝見直人氏)
・よつばと!(作者:あずまきよひこ氏)
・働かないふたり(作者:吉田覚氏)
・極主夫道(作者:おおのこうすけ氏)
・田中くんはいつもけだるげ(作者:ウダノゾミ氏)
・聖☆おにいさん(作者:中村光氏)
etc.
とにかくいっぱい好きです!ほとんどギャグ漫画!妖怪も好きなので、妖怪のお医者さん(作者:佐藤友生氏)、夏目友人帳(作者:緑川ゆき氏)、繰繰れ!コックリさん(作者:遠藤ミドリ氏)も好きですし、元々美術部に所属していたこともあるので、GA 芸術科アートデザインクラス(作者:きゆづき氏)も好きです。
漫画が好きになると、漫画大国日本に生まれて良かったと思っちゃいます。漫画最高〜。
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