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瀕死のクルーズのゲーム事業を買い取った「マイネット」。のれんが大きすぎて高値掴みしたんじゃないか?そこんところを決算短信で読む。
ゲーム事業を売却したクルーズ。その事業を買い取ったマイネット。ゲーム事業の買収と再生が事業領域の会社。その手腕はいかに。
こちらは、クルーズ側の決算分析をした記事。よろしければこちらもどうぞ。
マイネット<3928>は、2月13日、2016年12月期の連結決算を発表。売上高68億100万円(前の期比129.4%増)、営業利益5億円(同244.7%増)、経常利益4億1000万円(同212.4%増)、最終利益8億8200万円(同824.8%増)となった(今期が初の連結のため、前の期との比較は参考値)。
「平成28年12月期 通期及び第4四半期決算説明会資料」によると、大型買収により、売上も利益も大幅増加。営業利益率の向上はさすが。
費用の推移を見ると外注費率が下がっているのと、広告宣伝費率が低いのが目につきます。
この会社の特徴は、集客に広告宣伝費をかけないことにあります。「CroPro(クロプロ)」という相互送客ネットワークですが詳細はこちらを参照してください。結構革新的です。
スマホゲームの広告宣伝費率が、20%、30%かかっている会社は結構あります。なので、3%切っているというのはかなりの驚きです。
さて、この会社は、多額の買収資金をどうやって捻出したのでしょうか。それも「平成28年12月期 通期及び第4四半期決算説明会資料」にありました。それによると一時的な借り入れを行い、新株予約権の発行と行使で借入金を早期に返済。株式錬金術ですね。
デッド(借入)でやるかエクイティ(資本市場)でやるかの説明は、割と当たり前のことしか書いていませんが、
東証一部への市場変更に向けて準備をしているとのことで資本市場から調達するのが基本線と思われます。
さて、決算短信から財務諸表を見てみましょう。
連結財務諸表が初年度なので前年比較ができませんが・・・
まず、販売管理費が多いです。販管費比率31.3%。決算短信では中身はわかりませんが。
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