術後1ヶ月ちょっと経ちました〜子宮全摘開腹手術
50歳。多発性子宮筋腫で一番大きい筋腫が13センチと言われ、子宮全摘の開腹手術を受けました。現在、手術してから1か月とちょっとが過ぎたところです。
▽前の記事はこちら
▽入院の体験はこちら
職場へ復帰
今週から職場に復帰しています。仕事は、入院前に退職できるくらいの勢いで引き継ぎをしたので、復帰後も特に忙しくはありません。
ただ、1日デスクに座っていると昼下がりに眠くなります。これは手術のせいで体力が落ちたからなのか、もともとなのかはわかりません。
ともあれ、仕事に復帰して特に体が辛いということはなく過ごしています。
気を付けていること
ただ一つ、仕事の際に気を付けているのが「ストレスをためないこと」です。
納期を守るとか、お客さんへできるだけわかりやすく説明をするとか、効率的に仕事を回せるような仕組みを考えるとか、
そういうことを考えるのを(職場では)やめました。
自社の商品に思い入れを持っていたからこそ、だったのですが、そのために周りとの軋轢を生んだり、ストレスで子宮筋腫が大きくなってしまったりして、これは誰の利益にもならないと気づいたからです。
開腹手術を境に、職場での私は釣りバカ日誌のハマちゃんになったのです。
良くなったこと
さて、子宮筋腫は巨大化していたとはいえ無症状だったので、開腹手術で体にメスを入れ(麻酔下で覚えていないけれど)、子宮を摘出までして、なにか良いことがないとおさまりません。
術後1か月を過ぎた今、いろいろ良いことを感じられるようになりました!
頻尿が治る
術後は軽い膀胱炎にかかっていたようで(尿カテーテルをしていたせいかも?)頻尿の状態が続いていたので気づかなかったのですが、1か月以上経った今はすっきりと治っています。
この数年は頻尿で、明け方必ずトイレに行っていたのですが、原因が子宮が大きくなっているせいなのか、年齢的なものだったのか判別がつきませんでした。
今回手術をして1か月経ち、頻尿が治っていることに気づきました。手術前は、ちょっと時間が経つとすぐに膀胱がパンパンになる感じがありました。我慢できないほどではないけれど、常にトイレに行きたいような感覚。
やはり、大きかった子宮に膀胱がかなり圧迫されていたのだな、と子宮を取ってみて実感するこの頃です。
生理がなくなった
手術後1か月以上たって、今月の生理が来ていないことに気づきました。子宮を取ってしまったのですから当然ですが…。
この先もずっと生理がないとは、なんと楽なのでしょう。
常にナプキンのストックを気にする必要もなくなりました。次の生理日を気にする必要もなくなりました。出かけるスケジュールと生理日が重ならないか確認する必要もありません。
約40年間も、毎月1週間弱の期間小さなオムツ(ナプキン)をして過ごさねばならなかったなんて、なんと不便な生活をしていたのだろうと思います。
体重が減る
退院時はなぜか入院した時よりも体重が増えていたのですが、退院して1か月経った今、手術する前より1~2キロ程度体重が減りました。
お腹ポッコリが少しずつ…
巨大子宮筋腫のおかげでポッコリしていたお腹周りについては、子宮を取った割にあまりへこまないなぁと思っていたのですが、最近少しへこんできました。皮がだぶついている感じはありますが、腹筋が戻ればもっとすっきりしそうです。
手術後は、巻いていないと不安だった腹帯も、そろそろ外せそうな気がします。
腹帯を外せば、憧れの「ブラウスをボトムにイン」の着こなしができそうです。
やはり見た目にお腹がへこむというのは嬉しいものです。
傷も少しずつ…
横一文字の腹の手術痕は、最初赤っぽい線だったのが、最近赤黒くなってきました。
全体に白くなれば、もともとのしわと同化してあまり目立たなくなりそうです。
ちなみに溶ける糸を使って縫っているので、抜糸はありませんでした。今はたいてい溶ける糸なのでしょうか。お腹を切っているのにこんなに簡単に?くっつくなんて不思議です。もう痛みは全くありません。
気を付けていること2つめ
開腹手術をすると腸閉塞のリスクがあるといいます。
腸閉塞が怖いので、お通じをよくするために毎朝バナナのスムージーを作って飲むようになりました。これが劇的に効果があり、毎朝本当に快調です。
バナナスムージーのレシピ:バナナ1本・豆乳100ml・ヨーグルト・はちみつ・ミロスプーン2杯
気を付けていること3つめ
腸の調子を整えるためには適度な運動も大事らしいです。
やはり腸閉塞予防のため、なるべく歩くようにしています。階段をなるべく使うように、原則としてエレベーターは使わないようにしています。
近頃地震も多いので、エレベーターへの閉じ込め防止もあって一石二鳥です。
少しずつメリットを感じられるように
1か月過ぎると、ほとんど元の生活に戻ります。傷がピリピリ痛んだり、下腹がしくしく痛むことももうありません。手術して良かったかも、と思うことも少しずつ増えてきました。
これから開腹手術をお考えの方はどうぞあまり心配なさらず、手術して1か月後にはすっかり元気に元の暮らしに戻れると思います(1か月はゆっくり休める状況を作ったほうが良いとは思いますが)。
そしてさらに時間が経てば、手術して良かったと思えることが増えていきそうな予感がしています(これは私もこれから味わう世界です)。