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2016年11月 母娘でパリ①最もスタンダード【パリの旅程】

2016年から2019年までの渡仏の旅程をご紹介します。
ほぼ、女性1人旅ですが今回は娘と2人旅。
いつか、誰かのお役に立てれば嬉しいです。

羽田発、ドーハ経由 母娘でパリへ

【旅行期間】4泊7日
【予約方法】エスティーワールド(航空券+ホテル)
【航空会社】カタール航空
【宿泊エリア】9区
【服装】アウター:カシミヤのロングコート/トップス:ニット/ボトムス:デニム、ニットパンツ

【1日目】

21時30分までに羽田空港集合
23時30分出発 ※機内泊

集合と言っても特にツアー会社のスタッフはおりません。
自分たちで、渡航の手続きを済ませます。

娘は、仕事帰りに羽田に直行。

ミーハーお気楽、母娘は機上の人へ

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【2日目】

6:00 ハマド空港到着、7:10 ハマド空港出発
12:15 CDG空港到着
14:00 ロワシーバスでオペラ座、徒歩でホテルへ
ホテル周辺(9区)散策

乗換い時間は1時間程度ですが、空港でお茶を頂く時間がありました。
遅延がなければ、1時間でも乗継可能ですね。

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超どうでもいい話

羽田からハマド到着後、降機の列を見送る可愛すぎるカタール航空のCAさん(恐らく娘より年下)の戦略にまんまと!

「日本人ですか?中国人ですか?(中東人から見ればどちらも「平たい顔族」区別は難しいことでしょう)」と聞かれ「日本人です」と答えると…

「かわいいおんなのこ」

「かわいい」「おんなのこ」が頭の中でリフレインする♪

なんて素敵なお言葉でしょう!「54歳ですが『おんなのこ』でいいですか?」
またカタール航空を使おう!

戦略だとわかっていてもアラカン女子は単純に嬉しい。


CDG空港Terminal1に到着


娘の第一声「パリだ~」
35年前、母もそう叫んだよ!

頑張って有給休暇を取って良かったね。

CDG空港からロワシーバスでオペラ座に向かいます。
オペラ座からホテルまでは徒歩圏内です。

しかし、バス乗り場が分からず、空港内でウロウロすること1時間。

ネットで調べる娘と誰彼かまわず聞きまくる母。
母の戦略が勝ちました。

この間にどうも風邪を引いたようです。

ホテルにチェックイン


ロワシーバスから徒歩でホテルへ
徒歩圏内と在りますが、アラカン女子がトランクを引きずって30分歩く。
(迷わなければ徒歩15分程度)

日頃の運動不足と鼻風邪・・・これから空港からタクシーで移動する事を誓う。
どうでもいい誓いではあるが、その後の旅程を楽しむために優先順位は大事です。

チェックイン可能時間より若干早めですが部屋に通してもらえました。
やったぁ~
シャワーを浴びて・・・ひとやすみ(寝る)

薬局へ

鼻水が止まらない(;;)
それだけの症状ですが、ティッシュペーパー片手に観光は哀しい!

ホテルの周りにコンビニレベルに点在する薬局で薬を買う事を決意する。
海外で薬購入は、勇気が必要ですが、背に腹は代えられない。

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▼フランスの薬局で薬を買う

既に17時過ぎ、軽くホテル周辺を散策して、SNS用の撮影、投稿。
ガレットで軽く夕食を取る。

11月のパリは夕暮れが早い。夜の街より明日の活力!
早めに就寝で体力温存!

人それぞれですが、どこを旅しても無理な行動計画を立てない事が我が家のルールです。

【3日目】

エッフェル塔
凱旋門
シャンゼリゼ通り
ギャラリー・ラファイエット

早寝のおかげで快調に早起き!!
7:00からの朝食を待ちわびる。

クロワッサンとオレンジジュースと珈琲。
その後、何度か娘と渡仏していますが、娘の中で「№2のクロワッサン」と申しております。

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朝から元気に出発!!

エッフェル塔

メトロを乗り継いで、9時にはエッフェル塔に到着。
既にエレベーターは行列です。

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【トイレについて】この写真の左側近くに有料トイレがありました。
※2016年

利用時間が9:30からですが、鍵を持ったムシューが表れたのは9:40過ぎ・・・
エッフェル塔の写真を撮りまくる。

凱旋門

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王道です!
パリは初めての娘のために王道過ぎるほどの王道です!!

この日は雨が降り出し肌寒い。
カシミヤコートの下にウルトラダウンジャケットを着ました。

シャンゼリゼ通り

凱旋門からシャンゼリゼ通りを歩く。

「オー・シヤンゼリゼ」を唄いたくなるでしょ?
唄わないけれど。

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▼初心者コースのランチに最適!PAULでランチ

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必ず起きる!笑えるハプニング①

シャンゼリゼ通りのマクドナルドのトイレに閉じ込められる。

なぜ、PAULでトイレをお借りしなかったのでしょう?
目にも優しい?見慣れたマクドナルドでトイレを借りました。

コーヒーだけ注文、レシートを見せてトイレへ

そして…

鍵が開かない!閉じ込められました。

内側からドアをたたき、フランス語と英語で叫ぶ。

ほどなくして「Wait 5 minutes」と天の声。

開きました!!!!

無事に外に出られるとトイレを待つ大量のフランス人から「Ça va(サヴァ)」と声を掛けられる。

「さヴぁ、さヴぁ」

なんと恥ずかしくて、なんと嬉しい。

半分涙目の私に本当に心配してくれるパリの人々の優しさに泣ける。

娘は、陰で笑っていた。

ギャラリー・ラファイエットで夕食を

ホテルから徒歩圏内のギャラリー・ラファイエットでショッピング。
11月初旬ですが既にクリスマスツリー!

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グルメ館の地下の魚売り場で牡蠣を食べる。
フランスにも「ハッピーアワー」がありました。

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ショッピングバッグを抱えて徒歩は危険なのでタクシーでホテルへ。
街中でタクシーを拾う事は困難ですが、ギャラリー・ラファイエット周辺は比較的拾いやすいです。

【4日目】

サン=ジェルマン=デ=プレ散策
ボン・マルシェ
ノートルダム寺院
パリ市庁舎

サン=ジェルマン=デ=プレ界隈

ホテルで朝食を頂いて、左岸のサン=ジェルマン=デ=プレ界隈を散策。

どこで何をするのでもなく、ただ、街を歩くだけ。
絵になるパリは、歩くだけでも楽しい。

普段より会話が増える。
旅にはそんな不思議なチカラがあります。

▼ルイ・ヴィトン サンジェルマン店

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▼ボン・マルシェ 11月初旬ですが、既にクリスマス

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ノートルダム寺院

サン・ミシェル橋を渡って、シテ島へ

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この年、ノートルダム寺院を訪れて本当に良かったと思う。
ただ、あまりに行列のため、教会内はもちろん、頂上に登ることを諦めました。
今となっては後悔です。

この周辺は、観光客向きではありますが、caféやビストロが多いのでランチの選択も多くて便利です。

パリ市庁舎

ルネッサンスとベル・エポックが混在する建物

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パリ市庁舎の近くにある、日本未上陸のチョコレートショップ「Jeff de Bruges」

意気揚々と・・・ジェフ ドゥ ブルージュの店頭販売の・・・
ベリー系のフルーツ、ナッツなどのトッピングにタップリのチョコレートソース…その上からテンコ盛りの生クリーム。

見た目通り…甘い。食べきれず。

娘は未だに食べきれなかったことを後悔しております。

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スモークサーモン

「saumon fumé」

フランス語のメニューは読解が難しいですが、これだけは日本から覚えていきました。

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全力でありとあらゆる「パリらしい」を食べつくす娘。
母の胃は悲鳴を上げてきました。

saumon fuméは、母の胃に優しい。


【5日目】

第一日曜日は、美術館が無料になり、シャンゼリゼ通りが歩行者に開放される日です。

オルセー美術館
ルーヴル美術館
シャンゼリゼ通り

絵画好きの母、彫刻好きの娘。

オルセー美術館

先ずは、オルセー美術館から
開館時間前から既に列ができています。

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▼ロワイヤル橋を渡ってオルセー美術館からルーヴル美術館へ

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ルーヴル美術館

長蛇の列です。
もう、この行列もなくなりますので並ぶ経験も貴重でした。

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月に1度の歩行者天国

シャンゼリゼ通りの真ん中を歩ける日。
歩行者天国と言うのだろうか?

保安検査がありました。

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アルザス料理 ベッコフ

最後の夕食は、アルザス料理のレストランで

アルザス地方の可愛いベッコフ鍋のチキンの煮込み、他にスープ、娘の大好物のムール貝のワイン蒸しを頂きました。

滞在中、娘に付き合って食べ過ぎました。

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【6日目】

12:00 ロワシーバスでCDG空港へ
13:30 CDG空港Terminal1到着、搭乗手続きへ
15:15 カタール航空搭乗
23:35 ハマド空港到着

「次はいつ一緒に来れるだろうか?」
惜しむように2人でパリの街を歩く。

この時はまだ「ナヴィゴ Navigo」の存在を知らず、乗車券は車内で購入。


15時15分CDG空港発、ドーハ経由で羽田へ

カタール航空は、CDG空港Terminal1を利用します。

必ず起きる笑えるハプニング②

CDG空港地上スタッフと・・・

出発時間2時間前にカタール航空のチェックインカウンターへ
30分程度でチェックインと荷物を預けてイミグレに進む。

長蛇の列なのに窓口は1つしか開いていない。
実に、フランスらしい。

パッセンジャーたちはいらだっていますが、空港スタッフは気にする様子もない。

搭乗開始時刻が迫っている。

「私はとっても困ってます」オーラ全開で空港スタッフを呼ぶも聞こえなかったのか、なかなか来ない。

搭乗開始時間が過ぎた。

私の焦りが前方の男性に伝わり、彼は大きな声でスタッフを呼び「彼女はとても困っているよ。何とかしてあげて」

シャンゼリゼ通りのマクドナルドと同じ、またまた通りすがりの人の親切に泣ける。

ありがとう、名も知らぬ西洋人。

さて、ここからは超フランス人の空港スタッフとのやり取り。

「搭乗開始時間を過ぎてる。先に手続きさせて」
「まだ間に合うわ!」
「私たちは飛行機に間に合うの?乗れるの?」
「30分あれば大丈夫」
「30分?30分ってなに?」
「あなた、英語わかる?30分あれば間に合うって言ってるでしょ?」(フン!)

本当に「フン」って表情で立ちさる。

余りの行列にやっと窓口が追加され、前方の男性が順番を譲ってくれた。
またまた、またまた、ありがとう。名も知らぬ西洋人。

やっとイミグレを通過。

手荷物保安検査所でも見知らぬマダムが「急いでいるのね、お先にどうぞ」と順番を譲ってくださった。

マダム、心からありがとう。

旅先の見知らぬ人の親切に本気で泣けます。

さて、全てが終わった。他人のふりしていた娘も後に着いてきた。

走る!ひたすら搭乗ゲートまで走る。

恐らく同じ便に乗るであろう男性と

「ドーハ?」
「そう、同じ飛行機ね」

と搭乗口まで一緒に走る、走る。

ハマド空港で再会してお互いに「間に合ってよかったね」と笑顔で会釈。

すったもんだも過ぎてしまえば良い思い出。
ハプニングがあるから旅は面白いのです。

【7日目】

23:35 ハマド空港到着 
6:50 ハマド空港出発
22:30 羽田到着

乗継時間7時間30分は、ラウンジで

世界で一番切ない場所「羽田空港到着フロア」に無事到着。
タクシーで自宅へ

母娘パリ旅行は、パリの思い出と大量のお土産を持って無事終了!


お土産

自分たち用に買ったあれやこれは割愛で…王道のお土産。

KUSMI TEA(クスミティー)
スパイス、香りが強く、ロシア革命までさかのぼる歴史ある紅茶。

これは本当に美味しい。

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購入場所:Monoprix オペラ店

エシレバター

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成城石井ではもう買えない!お値段2.8€(約320円)※2016年当時
購入場所:Monoprix オペラ店

アンジェリーナ「マロンクリーム」

モンブランで有名なアンジェリーナ。お土産にピッタリなチューブタイプ。

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サロン・ド・テ アンジェリーナ プランタン銀座本店では税込864円。
フランスなら3.5€(約400円)※2016年当時
購入場所:ギャラリー・ラファイエット本館

パティスリー・サダハル・アオキ「ボンボンショコラ」

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ギフトBOX入り日本価格は5,346円(12個)がこちらのお特用袋入りは10€
我が家では「割れサダハル」と呼んでいる。※2016年当時 
購入場所:ギャラリー・ラファイエットのメゾン&グルメ館


最後に

パリ滞在実質4日間ですが、パリが初めての娘のために王道な旅程です。

娘はガイドブックやネットから必死に情報や道順を調べていましたが、母は強し!
単語だけのフランス語でも中学生レベルの英語でも、意外に伝わるモノです。

これは「恥」ではいのです。「経験」なのです。
人は経験を積むことで成長するのです。

アラサーの娘と2人で旅行・・・あとどれほど行けるだろうか?
大切な思い出ができましたが、全ての支払は私^^;


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村山里美『アラカンDEパリ』|パリ在住。58歳から単身パリへ〜終わりの人生の始め方〜
お役に立てましたらサポートをお願いします。 これからも喜んで頂けるように精一杯頑張ります。