
モードの帝王 イヴ・サンローラン美術館【パリ16区】
これまでのパリ滞在で訪れた観光スポットと必ず起きるハプニングをご紹介します。
パリ滞在の定宿になった16区のアパート。
パリ16区は大使館や住宅地が多く「観光」より「滞在」を楽しめるエリアですが、このエリアにはお気に入りの美術館、マルモッタン・モネ美術館 (Musée Marmottan Monet)とイヴ・サンローラン美術館(Musée Yves Saint Laurent)があります。
邸宅のような美術館
パリの美術館の代表、ルーヴル美術館やオルセー美術館と違い、まるでお金持ちの邸宅のような佇まいのイヴ・サンローラン美術館(Musée Yves Saint Laurent)は、入り口も小さく、このプレートを見落としたら通り過ぎてしまいそうになります。
2017年にピエール・ベルジェ=イヴ・サンローラン財団が改築した新しい美術館です。
オートクチュールのショーも行われていたサロン
レセプションでチケットを購入し(インターネット予約可能)、以前はオートクチュールのショーも行われていたサロンでサンローランの生涯や制作過程、ピエール・ベルジェ氏のインタビュームービーを上映しています。
ピエール・ベルジェ氏の大きな支えがあっての「モードの帝王」
デッサン、作品工程
実際のデッサンや作品の工程が書かれたボードは、ファッション業界に居なくても見入ってしまいます。
繊細で詳細・・・資料と言うより自体が作品に思えます。
モードの帝王コレクション
イヴ・サンローラン自ら保存したいと選んだコレクションは圧巻!
大きな美術館ではありませんので、テーマごとにサンローランの歴史がわかりやすいです。
どれもため息が出るほど美しい、オートクチュールコレクション。
ファッションショーで使われたアクセサリーのコレクションも展示されています。
グラフィックアート
舞台衣装のデザイン画などグラフィックアートのコレクションも展示されています。
ペーパードールとイヴ・サンローランのアトリエ
子供の頃大好きだった紙人形。
この作品に魅かれすぎて泣きそうになりました。
感動しすぎてイヴ・サンローランのアトリエの見学を忘れて外に出てしまったと言う・・・。
アンディ・ウォーホールが描いた肖像画
エントランス向いに飾られたアンディ・ウォーホールが描いた肖像画
女性1人旅の方へ
華麗なファッションの世界
治安の良いエリアにあり、アルマ橋や老舗ブランドが並ぶモンテーニュ通りにも近い場所です。
マルソー通りのパリらしい街並みと合わせて1度は訪れてほしい美術館です。
基本情報
【アクセス】メトロ9号線 Alma-Marceau(アルマ・マルセウ駅)
【開館時間】11:00~18:00
【休館日】月曜日
【公式サイト】https://museeyslparis.com
※現在、閉館中。2020年秋ごろ再開予定
最後に
イヴ・サンローランの長年ビジネスパートナーだったピエール・ベルジェ氏は美術館のオープン1か月前に亡くなりました。
イヴ・サンローラン美術館(Musée Yves Saint Laurent)は、ピエール・ベルジェ氏の愛と情熱が溢れる美術館です。
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