見出し画像

2018年7月 母娘でパリ②サッカーとチョコレート【パリの旅程】

2016年から2019年までの渡仏の旅程をご紹介します。
いつか、誰かのお役に立てれば嬉しいです。

2度目の「誕生日はパリ」帰国後、娘から「私も・・・」と言う強い要請により娘の誕生日、7月もパリへ

7月のパリには、7月14日の「Fête nationale française」そしてこの年はFIFAワールドカップでフランスが優勝した年です。

2020年8月25日、「PSG、悲願のCL初優勝逃しサポーターが暴徒化。148人が逮捕と報道今日のこのニュースに「そうでしょうね」と心から頷ける場面に遭遇しました。


羽田発、ドーハ経由 母娘でパリへ

旅費の一切が母持ちですから、今回も格安ツアー(航空券+ホテル)で。
急な旅行の決定で娘の休暇が取れず、パリ滞在が3泊。

【旅行期間】3泊6日
【予約方法】エスティーワールド(航空券+ホテル)
【航空会社】カタール航空
【宿泊エリア】9区
【服装】アウター:Gジャン・カーディガン/トップス:ノースリーブカットソー・タンクトップ/ボトムス:デニム、ワイドパンツ/ストール
ウルトラダウンジャケットは必須

【1日目】

21時30分までに羽田空港集合
23時30分出発 ※機内泊

娘は、仕事帰りに、母はギリギリまで仕事、2人とも飛び込むように羽田空港へ

こんな時は、空港ラウンジのシャワーが助かります。

画像27

機内食もそこそこに熟睡。深夜便は、生活のリズムが崩れないので時差ぼけが少ない。

【2日目】

「ドーハの悲劇」の地、ハマド空港。思えばここからサッカーでした。

今回で2度目のハマド空港の黄色いベア

画像1

6:00 ハマド空港到着、7:10 ハマド空港出発
12:15 CDG空港到着
14:00 タクシーでホテルへ

PSGのユニフォーム

今回の最大のミッションは、サッカー少年へのお土産、PSGのユニフォームを購入するために、ホテルから徒歩15分のギャラリー・ラファイエット(Galeries Lafayette)

画像2

夏のソルドが始まっていました。

画像3

2019年、ミュンヘン空港でFCバイエルンのユニフォームもお土産に買っています。

画像4

CL決勝は、パリ・サンジェルマンVSバイエルン・ミュンヘン
2チームだけお土産に購入したユニフォームのチームが決勝戦とは面白い!!

ギャラリー・ラファイエットの屋上で【パリ9区】

機内食を頂かなかったのでグルメ館で「今食べたい」を調達して屋上で。
クルーズ船ディナーが待っているので軽めに

画像5

クルーズ船乗り場までは、オペラ座からバスに乗って
9区は、主要な観光スポットが多いので移動も便利です。

画像28

2018年FIFAワールドカップ フランスVSベルギー準決勝の日はセーヌ川の上で

ロシアで開催された2018年FIFAワールドカップ、この日は、フランスVSベルギー準決勝でテレビ観戦のためにパリ市民はcaféやビストロに集まり賑わっています。

パリの街中がなにやらワサワサしております。
地上を離れてセーヌ川クルーズ。

画像28

もう二度と見られないノートルダム大聖堂の尖塔

画像7

パブリックビューイングに集まるパリ市民

準決勝が始まったのでしょう。
クルーザーの上からでも聞こえるパリ市民の歓声。
あちこちで歓声が上がっています。

Hôtel de Ville de Paris(パリ市庁舎)の大型パブリックビューイングを川を越えて観戦するパリ市民。

画像8

試合が終わったらパリ中がすごいことになる予感。

トロカデロ広場で観た、ゲルマン人のお祭り騒ぎ【パリ16区】

フランスがベルギーに勝利!!

その時、トロカデロ広場に居た。

恐らくシャンゼリゼ通りの次に歓喜のパリ市民が集まったであろうトロカデロ広場に・・・

トリコロール(tricolore)を振り、纏い、吠える、走る、踊る。

広場の周りを車から乗りだしながらトリコロール(tricolore)をはためかせて叫び、歌い、暴走する。

ありとあらゆる手段で喜びを表現するパリ市民。

なんちゃっての日本の若者が渋谷駅周辺に集まって大騒ぎする光景など幼稚園のお遊戯に見える。

帰りのメトロの中は大混雑で、車内もお祭り騒ぎ。
車体を揺すり、叩き、歌い、雄叫ぶ。

ゲルマン人の歓喜、おそるべし!!!

最初は驚きましたが、危険を感じると言うより「それにノレない日本人」の悲しさ。

その時、パリ在住のベルギー人はどうしていたのだろうか??
歓喜の渦に乗りきれなかった日本人母娘は、ベルギー人の立場をひっそりと思う。

ブレブレですが、うっすらと雰囲気を感じて頂ければ・・・

大人も子供も紳士も淑女も大騒ぎ!!

画像9

【3日目】オルセー美術館【パリ7区】

昨夜の混乱でホテルに着いた時間も遅かったの朝はゆっくりと。
娘は2度目のオルセー美術館

ルーヴル美術館ほどではありませんが、やはり1回では観きれない広さですから前回見逃した作品を集中的に鑑賞。

今回は、オンライン事前予約済みなので待ち時間がありません。

これからは全てオンライン事前予約になりますね。
予定を立てずにフラッと気分で立ち寄りたい私達母娘ですが、行列がないのは嬉しい。

オルセー美術館の時計と

「暑い」と感じる機会が少ないパリ滞在ですが、さすがに7月の日中は、日本の夏と変わらない服装で過ごせます。

画像12

パリの校外学習

この環境で授業を受けるパリの子供たち。
幼少期から本物の芸術に触れるからアーティストが育つのでしょうね。

画像11

​​​​​​​​​​​​​​​​『ルーアン大聖堂』の連作

オルセー美術館には、クロード・モネが1892年から1894年にかけてルーアンの大聖堂を描いた連作が4作品展示されています。

ルーアン大聖堂の連作に魅入ってしましました。

「野生の感情、バルト三国の象徴派」展

バルト3国のエストニア・ラトビア・リトアニアの独立100年を記念した展示会が開催中でした。作品はフランス初公開。

恐らく北欧からだと思われる母娘さん。
「何等身だろう?彼女たちが「人類」なら私たちはなんだろうか?」

平たい顔族母娘は語り合う。

画像12

ルーヴル美術館

母は絵画好きなのでオルセー美術館オシですが、娘は彫刻好きなのでルーヴル美術館オシ

画像14


そして母は「古い石」好きでもあります。

ルーヴル美術館がルーヴル宮だった頃の城壁は、フィリップ2世が造らせた12世紀のまま。

画像13

パリでベルギーを食べる

昨夜のFIFAワールドカップ、ベルギーの健闘を称えて夕食はベルギー料理を

シャンゼリゼ通りのレオン・ド・ブリュッセルでムール貝を食べる。
パエリアも美味しそうなので…

食べよう!ガッツり食べよう!ベルギーを食べよう!
パエリアはスペインだけど気にせず食べよう!!

見事に完食し、ムッシューから「キレイに食べたね」と褒められる。

画像15

Léon de Bruxelles(レオン・ド・ブリュッセル)

ほぼ観光客使用ですが、手ごろな価格で日曜日も夜遅い時間も営業している便利なビストロです。
【公式サイト】https://www.leon-de-bruxelles.fr/

日暮れから夜のシャンゼリゼ通り

昨夜、ここはどれほどの「騒ぎ」が起きたのだろうか…
想像するだけで恐ろしい。

画像17

画像17

【4日目】チョコレートを買う日

誕生日のランチは・・・Marché découvert Beauvau (Marché d’Aligre)でお惣菜を買って近くの公園のベンチで(笑)

先月のマルシェ・アリーグルランチ再び!

私も娘も星付レストランよりパリの惣菜がいい思う安上がりな母娘です。

もう少し語学力があればストランを堪能したいのですが、繊細なコミュニケーションも出来ずに訪れては、レストランの格と他のゲストに失礼だと思うのです。

レストランでエレガントに振る舞えるように語学の勉強・・・頑張る。

画像18

Jacques Geninのサロン・ド・テ【パリ3区】

娘が一番楽しみにしていたJacques Geninサロン・ド・テのミルフィーユ

République(レピュブリック駅)から徒歩10分ですが、迷いに迷う。
メゾンの入り口が分かり難い。

扉を開いて一歩踏み入れるとエレガントな空間が広がっています。

丁度、Jacques Geninが来られ、この螺旋階段の前でご挨拶を頂きました。

「私だけに会釈した」と有頂天の母に
「いや、普通に誰にでもするだろう」と冷静な娘。

それもそうだ。

メゾンの中央にある螺旋階段は、製作工房へ繋がっています。
このサロン・ド・テは、日本人に人気で、この日は日本人だけでした。

画像20

娘が心待ちしたミルフィーユでお祝い。

画像19

私はタルト・オ・シトロンを頂きました。

画像21

まさか、これが最初で最後になるとは…
2019年、サロン・ド・テはジェラード売り場になり、2020年、それもなくなりました。

Patrick Roger(パトリック・ロジェ)【パリ6区】

今回の娘の目的は「チョコレートを買う」
Jacques Geninのショップバッグを持ってPatrick Rogerへ

画像22

パリ中のチョコレートを買う?

この日は、チョコレートを買う日でした。
お土産用ではなく、自分用に・・・

娘が購入したチョコレート

画像24

画像24

【5日目】『A la Mere de Famille(ア・ラ・メール・ドゥ・ファミーユ)』【パリ9区】

帰国の日は、ホテルの近くで時間いっぱいパリを惜しむように…

1761年創業以来、パリ市民に愛されているお菓子屋さん『ア・ラ・メール・ドゥ・ファミーユ (A la Mere de Famille)』

画像25

南フランス・プロヴァンス地方の伝統的なお菓子「カリソン(Calisson)」
小袋で購入できるのは嬉しい。

画像26

【6日目】ハマド空港Oryx ラウンジで7.5時間シャワーを待つ

ホテルからタクシーでCDG Terminal1

カタール航空、羽田発パリ行の乗継時間は、1時間45分。
帰りのCDG発羽田行は、乗継時間が7.5時間。

マイレージプログラムがワンワールドではなく、カタール航空のビジネスクラスでもないので、有料(50$)で利用できるOryx ラウンジを利用しました。

写真を全く撮らなかった理由は・・・

ハマド空港到着時間が0時過ぎ、羽田行出発時間が7時。
ラウンジ内で軽食を取って、クワイエットチェアを確保したものの・・・

シャワーを使いたい。

「予約制ではないから空いたら自由に」と言われる。

混み合うラウンジ、何度もタイミングを逃す。
予約制にしてほしいよぉ~~

搭乗時間3時間前に「予約を受け付ける」らしきアナウンス。

予約します!

搭乗時間30分前になっても空かないってどうなんでしょうか?
結局、乗継時間7.5時間でシャワー使えず。

シャワーの順番待ちで、くつろげなかった哀しい思い出のOryx ラウンジでございます。

最後に

私のような働き方ならご予算次第でゆっくり滞在できますが、娘のような会社員は、深夜便と週末と有給を使って日程調整。

中東経由で3泊6日、直行便なら3泊5日。
連休を使った前回より短かったので「やっぱり直行便がいい」と娘は申しました。

何を言っているのやら!支払いは母なのですよ。

アラサーの娘と2人でいつまで旅に出かけられるだろうか?そう思うと心が揺れる。

まして、今年のような非常事態が起きると行ける時に出かけて良かったと思います。

いいなと思ったら応援しよう!

村山里美『アラカンDEパリ』|パリ在住。58歳から単身パリへ〜終わりの人生の始め方〜
お役に立てましたらサポートをお願いします。 これからも喜んで頂けるように精一杯頑張ります。