1分間スピーチ

複数の他人と共存しているこの空間で、およそ1分間、一方的に言葉を発し続けることができる機会。
それは雑談の途中で自然と起こる現象とは違い、毎日行われる朝礼の中であらかじめ決められた枠に、自分という存在をそこに運び、求められた上で起こさなくてはいけない行動。
なんでもいいとは言われている中で、どんなことを話すのか。
とあるトピックについての自分の考えや想いを発表する、映画や本の感想を述べる、誰かの話を受け売りする、仕入れた最新情報のお知らせをする、など。
機会は何度でも訪れる、しかも突然。でも今日が最後かもしれないと思うとトピックの選択は重要な気がしてくる。
わたしは立派な人物や書物の講釈をするほど能弁ではないですが、そういうこともできるようになりたいと思っているので、これから先、この機会が自分の訪れたら能弁な人になるための練習の場所とさせていただきます。

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?