まちづくり×教育×観光=スタディツアー!〜まちづくりカレッジ#4
宮崎県都農町のまちづくりホステルALAが主催するまちづくりカレッジ。第4回のテーマはスタディツアー!
京都や東京の高校生が3年連続で都農町に来たり、東京大学や立教大学の学生が廃校活用について議論したり。
なぜそんなことになったの?反応はどうだった?課題は?そもそもなぜスタディツアーやろうと思った?
そんな疑問にすべてお答えした第4回まちづくりカレッジの様子を、少しだけご紹介します!
スタディツアーはこうして誕生した!
人口1万人の小さな町にあった空き家と耕作放棄地をリノベーションして誕生したALA。このALAが完成したことでスタディツアーもできるようになったのですが、実はそもそもそれがやりたくてALAをつくったという側面も大きいんです。
町内のプレイヤーと町外のおもしろい人たちが出会い、かきまざって未来のまちをつくっていく。
スタディツアーは、ALAのコンセプトど真ん中の絶対にやりたい事業だったというのが1つ目の理由です。
2つ目はもっと直接的で属人的な理由。言ってしまえば、偶然の連続、ご縁とタイミングが重なったからです。たとえば3年連続都農町に来てくださっている京都市立日吉ヶ丘高校さんとのご縁は、こんなスタートでした。
日吉ヶ丘高校は「越境」をコンセプトに掲げ、毎年海外研修を行なっていました。しかし2020年は新型コロナウイルスが猛威を奮い、海外研修は中止。代替案として都農町に白羽の矢が立ったのです。
そのきっかけは超属人的で、当時日吉ヶ丘高校に勤められていた中尾先生の教え子が、都農町に移住しておもしろいことをやっているっぽかったから。宮崎県の過疎地で、日頃は出会う機会のない濃い大人と夜まで話し込み、サーキュラーエコノミーや廃校活用についてじっくり話し合う2泊3日も立派な「越境体験」になるのでは?ということで都農町スタディツアーが誕生したのです。
そして今回のまちづくりカレッジには、当時の日吉ヶ丘高校校長 本谷先生と中尾先生まで参加!企画実現までの学校の裏側の様子や、生徒のリアルな反応についても共有いただきました。
こうして誕生したスタディツアーは、町内外さまざまな方から多大なるご協力を寄せていただいているおかげで大好評!高校生や大学生、そして今月末には企業の方を対象にしたスタディツアーも催行予定です。
「まちづくり」「教育」「観光」という3つの領域のうち2つを重ね合わせた事業はあるけど、なかなか3つ全てを重ね合わせた事業はないようです。たくさんのご縁と多くの方の協力で誕生したスタディツアーは、まちづくり・観光・教育、3つ全ての領域をもつ奇跡の事業かもしれません。
質問コーナーも大盛り上がり!
後半の質疑応答の時間もおかげさまで大盛り上がり!
・町内ゲストはどうやって巻き込んでいる?
・学校側はどうやって予算を捻出しているの?
・ロジの調整とか大変じゃない?誰がやってるの?
・高校生にはどんな呼びかけをしているの?なぜそんなに希望者が集まるの?
などなど、途切れることなく質問をお寄せいただき、予定時間をオーバーして22時くらいまでワイワイ楽しい時間を過ごさせていただきました。ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
こんな雰囲気で毎月1回、ALAはまちづくりカレッジを主催していきます。来月は10/4(水)の20時から!みなさんとお会いできることを楽しみにしております。