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おみやげを買うことが怖かった話

はろはろーあるです。
今日はあるのちょっとした性質のおはなし。

ある、帰省の時におみやげを買うのがとても苦手なんです。
あるは1人っ子なのですが、大学生の頃や社会人になって実家を離れてからは必ず帰省の時におみやげを買って帰ってます。
実はそのおみやげ選びがすごく怖くて。

あるがおみやげを買う相手は両親なんですが、9割くらいは母に買ってくんです。
父にはお酒を買えばOK、みたいなイメージがついてるんですが、母の場合毎回なにを買ったらいいかでものっっすごく悩む。

あるは今福岡に住んでいるので、おかしや明太子、お酒、ちょっとしたハンカチなどの小物を大体2万くらい買いこみます。
さらに新幹線乗り換えの東京駅でまたお菓子を1万くらい。
大体帰省のたびに3〜5万かけておみやげを買っています。

でも、母のリアクションは本当にまちまち。
「うわー!すごい!」と喜ぶものは10個に1個あるかないかで、あとは興味なさそうに「ふーん…」と眺めておしまいです。
なので、確定で喜ぶものは刷り込みみたいに毎回買って帰るんですが、それはそれでタイミングによっては母も飽きるので「へー…」でおしまい。
これがものすごくしんどかったんです。

思えばあるは本当に小さい頃から大人たちの期待を背負って生きてきました。
いい子になろうとして、みんなを笑顔にしようとして、子どもの頃からずっと「しっかりした子ね」「できた子ね」「親を大切にして優しい子ね」と言われ続けてきました。

ただ、あるの母はかなりメンタルの上下が激しい人で、価値基準が一定ではない人でした。
その結果、あるの日々は“昨日やって褒められたことを、今日やったら怒られた”みたいなことが日常茶飯事。
加えて“いい子でいなきゃ”の基準が“親を喜ばせなきゃ”になっていたあるは、そのあらわれの1つとして【おみやげ恐怖症】になってしまったんです。

まあ、ここ数年であるとあるの母との関係はだいぶいい方向に変わってきたので、あるのおみやげ恐怖症も少し緩和されてきました。
それでも、母の日や誕生日は今でもかなり緊張します。
愛情や罪悪感、日々の心配や母を思う気持ちを伝えるためにはお金を使う、というルールがあるの中に染み込んでいる感覚があります。

ちゃんとしたもの、いいもの、ステキなものを“あげなくちゃ”というプレッシャー。
でもプレゼントってそんな思いで選ぶものなのかな?とも最近思うようになってきました。

母の欲しいもの、いいなぁと思ってもらえるようなものを、余裕のある気持ちで選べるようになりたいなぁ。
そう思いつつ、すでに8月の帰省のおみやげをネットで見繕うあるなのでした。

最近、専門機関にかかったり自分で調べたりして「やっぱりあるってHSPなんだな」と実感する機会がちょいちょいありまして、この話をしようと思いました。

でも、あるは自分の性質が好きだしこんな自分がステキだと思ってます。
あるはあるだから最高。こう思えるようになったのはここ数年ですが、どのようにしてそうなってきたかもちょっとずつ書いていけたらなと思ってます。

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