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梅実黄(うめのみきばむ)


この時期の恒例行事となっている梅酒作り。
今年こそ記事を書くぞーと意気込んでいたら、素敵な言葉を見つけました。

「梅実黄(うめのみきばむ)」とは七十二候のひとつで、青々とした梅の実が徐々に黄色へと色付く頃合い(6/16〜6/20ごろ)から名付けられたそうです。

二十四節気や七十二候という概念はもともと中国から伝来したものですが、七十二候はのちに、日本の気候風土に合わせて改訂されたそうです。
自然を見つめる日本人の感性の豊かさには、ただただ感嘆するばかり。
四季が豊かな国に生まれてよかった。



梅酒&梅シロップのレシピ
材料
ホワイトリカー 900 ml (写真は1800 ml入り)
青梅 1 kg
氷砂糖 1 kg

材料はごくシンプルに。
青梅1 kgのうち、500 gを梅酒用に使いました。

ボウルに入れてよく洗う。
爽やかな黄緑色が、どんよりとした梅雨の季節を一瞬でも涼やかにしてくれます。


梅をよく洗い、ヘタを取って、水気を拭いた後、氷砂糖と共に瓶に詰めていきます。

雑菌繁殖を少しでも防ぐため、梅のヘタを取ります。
竹串だとすぐにダメになってしまうので、金属串を使うのがおすすめ。


水気を切って、半分ずつ分ける (梅酒&梅シロップ用)。
梅1個あたり、約30-33 gでした。


氷砂糖 (500 g) と青梅 (500 g)は交互に入れていくと、まんべんなく綺麗に仕上がります。
瓶は綺麗に洗浄し、自然乾燥させたものを使うこと。
消毒用アルコールで拭くことも忘れずに。


最後にホワイトリカー (900 ml) をかけ入れて完成。
直射日光が当たらない、比較的涼しい場所で保存します。
漬けた直後は、1日に1回は瓶をゆすると◎。
大体3ヶ月くらい経過したら、飲めるようになります。

小さめの瓶 (2L) なので、通常の半量で作成しました。
3ヶ月くらいで飲めるようになりますが、半年以上漬けた方が味がまろやかになるのでおすすめ。


残った青梅 (500 g)・氷砂糖(500 g)は梅シロップに。
同じく洗浄・乾燥・消毒した瓶に、梅と氷砂糖を交互に入れるだけ。
氷砂糖の浸透圧で徐々に青梅から水分が抜け、大体1ヶ月で美味しいシロップが完成します。(こちらは念入りに瓶をゆすりましょう。)

梅シロップ造り。
梅酒と同じく交互に入れることで、味や浸透圧のムラを防ぎます。


炭酸水に入れたり、かき氷にかけたり、色々アレンジが効きます。
お酒が入っていないため、家族全員におすすめのレシピです。
夏の暑い日にぴったりなので、ぜひ試して欲しい…!

100円ショップで購入した瓶。お手頃価格のうえ、造りもしっかりしている。

真夏の暑い頃には飲めるようになるかしら。
とっても楽しみです。

2月中旬に漬けた金柑酒 (※完飲済)
これは宮崎の"たまたま"という品種。
スーパーの商品棚にコロコロと並んでいる姿がとても愛らしくて、つい購入してしまいました。
柑橘の香り高く、甘味と酸味が絶妙で、素晴らしく美味しかった………来年もリピート確定です。

果実酒にハマり出すと、むやみやたらに色んなものを漬けたくなります。
また、一度作ってしまえば、長期間楽しむことができるので、毎日お酒を購入するより断然お得。家飲み派にもおすすめです。
梅酒をきっかけに、季節に応じた楽しい果実酒ライフを送ってみませんか〜?


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