楽しい気分で授業を終えよう〜多人数授業のデザイン完結編
ミニッツペーパーの効果を高める3つのコツ
授業の終わりに、学生からフィードバックをもらっていますよね。
ミニッツペーパーとか、リアクションペーパーとか、リフレクションシートとか、コメント用紙とか、なんかいろいろ呼び名はありますが、授業の最後に学生に何か書いてもらうことに変わりありません。
何を書いてもらってますか?
大抵は授業の感想とか、まとめとか、ちょっと手間をかけてテーマを与えたりって感じでしょう。
確かに、毎度、毎度の授業で、考えをまとめながら書くということは、学生たちの能力向上につながります。
そこで、リフレクションシート(と呼んでおきます)の効果を高めるコツとして、次の3つに留意する必要があります。
①いつ書くか
②どれだけ時間をかけるか
③何を書くか
ただ、ごめんなさい。
今日は、ここまで話してきた担当授業の最後に何を書いてもらったのかということをお話ししたいので、この3つのポイントについては、いずれ改めてお話しします。
「ここまで引っ張ってなんで!」といわずに、この先も聞いてください。
ポジティブ・フィードバックで終えましょう
最後のまとめですから、今まで考えたことを言語化しておきます。リフレクションシートに書いてもらう内容は3つあります。
①「経営史」を学ぶ目的は何か
②120%HAPPYな自分になるためにする3つのこと
③今日の授業でよかったこと、できたこと
①と②は直前の「マインドセット」で、考えたことです。目標は紙に書くと実現しやすいといわれているので、改めて紙に書いてもらいます。紙に書いたことによって、自分の目で見て再確認することができます。
③は今日の授業の振り返りです。振り返るとはいっても、できなかったことは書かなくていいのです。勉強が不得意な学生たちって、大学に入るまでの学校生活で、できないことばかり責められてきたっぽいのです。ですから、授業の最後に「うまくできなかったこと」なんて聞いたら、ゲンナリしてしまいますね。
「ここまで楽しくやってきたのに、自己否定ですか?」みたいな気持ちになったら、これまでの授業も台なしになってしまいます。終わりよければ、すべて良しです。最後に自分をほめて終わるようにしてあげましょう。
アクティブラーニングは、楽しくなければ授業じゃない。
「経営史」第1回目の授業デザイン
(1)オープニング動画
(2)席替え・グループ編成
初回授業でグループ編成をするメリット
固定机でもグループ学習はできる
多人数授業でグループ分けをラクラクするには
スマートな人数調整で、スムースなグループ学習
(3)Good&News
グループ学習のアイスブレイクで使えるGood & News
授業ですぐに使える「Good & News」のやりかた
(4)今日のマインドセット
達成イメージが学生の主体性をつくる
スクリプト
(5)自己紹介
初対面でもラクラク自己紹介をしてもらう方法
(6)成績評価について
(7)学習の進め方
(8)受講のルール
(9)マインドセット
(10)リフレクション
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