【2ヵ月/90人/1時間】オンライン1on1してわかったこと
今の会社に2021/03に転職をしまして、VPoEとして活動することになり、
一番最初にやらなきゃ。と思ったのが、メンバー全員と1on1でした。
VPoEって、人材戦略を考える人です。組織開発もミッションとして持ってます。でも誰一人顔を知らない状態で、施策出してドヤ顔してたら微妙ですよね。なので、まず全員と1時間、お話ししようって思いました。
※これ許してくれた上司に感謝しかない。
なかなかこの短期間で、これだけの方と1時間お話をすることは無いので、
学ばせてもらったことを、まとめておこうと思います。
1)話してもらえる環境が大切
今回、1on1をするにあたって、一番聞きたかったことは、
メンバーが感じている組織課題や、キャリアへの課題感。
オフラインで一度も話したことない人が多かったのと、
割とネガティブな話も沢山してほしかったので、
こんなスライドを用意し、
1on1の内容は、必ず僕が「墓まで」持っていくことをお約束し、
誰とわからない「傾向」として、活用させていただくことを伝えました。
安心して色々とお話をしていただきたくて、明言していましたが、
これが割と、本音を引き出せる環境を作れたな。と、後々実感しました。
2)やっぱり準備は大切
実際の1on1期間中のカレンダーは、こんな感じになりました。
※ブロックはお昼時間。無記入は別会議。
リモートワークとは思えない、1日中誰かと話してる事態でしたが、
1度1日が始まってしまうと、もうほぼノンストップなので、
1日の始まりは、全員のプロフィール読み込みをはじめ、
準備に費やしてました。これが無ければ、全員と1時間話せなかったなぁと思います。
そして、何よりも「設備」
今回、Webカメラの位置とマイク、そして自分の目線は凄く大切でした。
気を付けたのは以下。ご参考になれば。
・カメラは、自分の正面に。自分の顔がしっかり映るように。
・マイクは設備を整える(ノイズが入らない。声がクリアに聞こえる)
・目線はなるべくカメラのほうに。
・いつもよりも、リアクションをオーバーに。非言語の維持を長めに。
・自分が話す時は、相手が話しを差し込める余白を意識して、間を取る
3)重要なのは、感謝と傾聴と共感
当たり前のように言われていますが、やっぱり傾聴と共感が無ければ、
ただの1問1答。インタビューで終わってしまいます。
それなら、アンケートで十分ですよね。
相手に興味関心を持ち、些細な事も掘ってみると、意外なその人の一面が見えてきたりして、非常に面白いですね。
狙わずに会話を楽しみながら、相手の話に耳を傾けていると、
自分も学びになることが沢山出てくるし、本当にありがたかった。
そして、一番大切なのは、感謝の気持ちです。
1on1は、だいたいが、「立場が上の人と下の人」になると思います。
上の人の時間を割くほうに、意識が向きがちですが、
立場が下だろうがなんだろうが、
忙しい最中に、時間を取って会話してくれること
自体に、感謝は必要です。その気持ちで、傾聴する姿勢ができ、共感する準備ができるのかなと思いました。
4)相手が望むフィードバックは何か
初対面の人と話することが多く、常にこれを意識していました。
否定することの無いように、なるべく肯定をしていく。
相手の背景もわからぬまま、正義という名の暴力で、相手を引っ叩く事が無いように。
目的が、「その人を知る」事なので、相手が望むフィードバックを意識して、気持ちよくお話しいただく事がとても重要でした。
共感、賛辞、同意、是正、叱咤、激励と、本当に様々あるので、相手のストーリーを真摯に受け止めながら、言葉を紡いでいきました。
最後に
大した事書けなかったけど、改めてコミュニケーションは、全ての基盤だな。と感じる2ヵ月でした。
知らないおじさんに褒められても、戸惑いしかない。
と思っているので、少しでも知ってるおじさんになれたらいいな。。。