リゾートバイトという働き方【仲居】
はじめに
23歳になる年の夏、私は長野県の旅館でリゾートバイトをしていました。
初めて実家を出て行ったことのない土地で初めての寮生活。
知っている人は一人もおらず、2週間ほどは寂しくて涙が出るほど。
けれど気が付いたらその土地や旅館で働く人が大好きになっていて、最初は3ヶ月だった契約を半年間に延長し、一度は実家に戻ったかと思えば出戻りでさらにもう1年。
仕事に夢中な日々はあっという間過ぎていきました。
その後2ヶ月だけ山梨県の旅館でもお世話になったので、体験談も交えてリゾバのお話をしていきたいと思います。
リゾートバイトって?
リゾートバイトは全国の観光地で住み込みのお仕事をすることです。
住み込みで働くので寮生活になることがほとんど。
期間は1週間以内の短期から長期まで契約によって変わってきます。
休みの日には観光したり、地元のご飯屋さんに行ったり。
一緒に働く人の中にはもちろん地元の方もいらっしゃるので、その土地の良さをリアルに体感できるのが最大の魅力だと感じます。
旅館やレストランの接客業、レジャー施設、裏方業務など仕事内容も様々。行ってみたい土地や、自分に合った職種でお仕事を選べるのもリゾートバイトならではですね。
温泉地 旅館で働く仲居の1日
大きい旅館なのか、小さい旅館なのか。それだけでも仕事内容は変わってきます。
私が働いたのはいずれも中規模の旅館で、仲居のほかにフロントスタッフ、内務という裏方業務をしてくださる方々、清掃スタッフなど、たくさんの方が働いていました。
チェックインなどはフロントスタッフ、お客様の布団敷きや一部を除いた洗い物は内務のスタッフが担当し、それぞれの役割を日々こなしています。
小規模の旅館はスタッフが少ないため、仲居が布団敷きもするという話を仲居時代に聞きました。(あくまで噂話ですが…)
仲居の仕事は朝早くから始まり、夜遅くに終わります。
1日の流れはだいたいこんな感じでした。
旅館には中抜け休憩というものがあります。
朝お客様をお見送りし、午後にはその日宿泊のお客様をお出迎えするため仲居もそれに合わせて動きます。
午前と午後の間に数時間の休憩がとれるため、2~3時間のお昼寝を挟んで午後も出勤するという流れです。
(中には中抜け休憩ではなく、通し勤務の旅館もあります…!)
仲居エピソードはまた違う記事で書こうと思っていますが、
正直…結構な体力勝負!!
その分やりがいも多く感じるお仕事でしたが、繁忙期には毎日息を切らしながら働いていました。笑
リゾバ【仲居】をして身についたこと
①着付けができるようになった
これは本当によかったと思っています。着物はおろか浴衣も自分で着れな
かった私ですが、一からきちんと教えてもらい、慣れると15分ほどで着れ
るようになります。
初めのうちは出勤後先輩仲居さんに手直ししていただいてましたが…苦笑
②丁寧な所作
仲居として襖の開け方や言葉遣いや受け答え、着物に合った動きなど意
識することが多く、ガサツな私としては初めこそ大変でしたが毎日意識し
ているうちに身についていきました。
今でも接客業をしていますが、この時に教わったことがどこに行っても自
分の基本になっていると感じます。
③挑戦心
コロナ前だったこともあり、繁忙期になるとお客様の8割が海外からのお
客様でした。
そうなると英語ができるできない関係なしです。
その日自分が担当するお客様が全員海外からのお客様なんてことも多々あ
りました。
だけど飛び込んでみたら案外どうにかなっちゃうもの。
英語の成績が乏しかった学生時代の私もきっと驚いているは
ず…(恥)
また海外のお客様を担当させていただいたエピソードも改めて書きたいな
と思っています。
リゾートバイト、全く知らない場所に1人飛び込むのはとても勇気がいることで、未知なことには誰もが不安になるはず。
大変だったこと、楽しかったことなどエピソードを思い出せばいくらでもあるほど濃い生活。
少しずつ発信していきますので、1つでもお役立ていただければ嬉しいです。
あくまでも個人の体験談となりますので、参考までに…!
またリゾバに限らずHSS型HSPという自身の気質についても発信予定です。
よろしくお願いいたします^^