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叱れば人は育つは幻想①

ずっと読みたかった本。生活習慣が整ってきて就寝前読書として今週読みました。
この本と並行して、「叱らないが子どもをダメにする」も読みたいなと思っています。クラスの子が結局言いたいことって同じなんじゃないと話していて、賢さに笑ってしまいました。

この本は『<叱る依存>がとまらない』の著者が
・工藤勇一さん
・中原淳さん
・大山加奈さん
・佐渡島庸平さん
と対談する構成です。
どの識者も好きで、単著も購入している方が多いのでワクワクしました。

明後日から修学旅行に引率します。
初めて、修学旅行の担当教員となりました。
主任が担当することが多い業務ですが、今年度はやらせてほしいと思い、希望しました。

その理由として、
・事前準備や計画に工夫の余地がある
・当日の教師の叱責が多い(本当に子どもが悪いのか?)
・昨年度の教育活動で1番思うことが多かった

ことが理由です。
読んだ本と絡めて考えていきます。

叱らなければいけない状態が発生しないよう、事前に重要なメッセージを伝え、理解し、学んでもらうことが重要なのです。
                               

「叱れば人は育つ」は幻想 P40

また、工藤勇一さんも

生徒が何かトラブルを起こしてしまったとき、教育者がやるべきことは「その体験を、生徒にとって学びの機会に変える」ことです。「今後こういうことが起きた時はどうしたらいいのか」を自分で考えられるようにしてやること、そのために助言や手助けをしてやることです。どう行動したらいいかを自分で判断できるようにして、よりよく生きていけるようにするための支援をしてやること。それが教師の役割です。

「叱れば人は育つ」は幻想 P52

事前準備では子どもたちが活動しやすいことを考え、夏休みから準備を進めました。
・係活動の棲み分け
・全係の活動を見える化するスプレッドシートの活用

またスケジュールに関しても
・1週間以上前にしおりの完成→説明会実施
・その後、微調整
となるようにしました。

子どもたち側から
・この部分についてもう少し話し合いたい
・この部分は他の係と調整が必要
・ここのルールが曖昧ではないか。
などの声が上がり、しおり説明会でも質問が多く出ました。
子どもたちが自ら自分たちで行事を成功させたい!という思いを感じました。

一方でいくつかの課題も見つかりました。
当日も想定していた通りに流れないことがたくさんあるでしょう。
その際には、
・解決志向を促す
・残り半年の成長のきっかけと捉える
ことを意識し、楽しい行事にしたいと思います。

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