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5月30日 多様性の流れをシステム設計に取り入れる備えを
5月30日ですね。
MLB、つまりアメリカの大リーグが、通算記録としてニグロ・リーグの記録も含めて算定することにしたそうです。
それによって、生涯打率のトップが今までタイ・カッブの.367だったのが、ジョシュ・ギブソンの.372に変更となったようです。
実際、MLBのサイトを見ると変わっていました。
ジョシュ・ギブソンは強打の捕手として知られています。
黒人選手が大リーグで活躍するようになった時には声をかけられず、史上最高の投手と言われたサチェル・ペイジがわずかながらでも大リーグに印象を残したのと裏腹に、酒が原因で若死にした悲運の人です。
ちなみにサチェル・ペイジについて語られる伝説は凄まじいのですが、公式記録としてはそこまで残っていないのか、高いスタッツとして残っていないようです。上に掲げたサイトでもトップにはなっていないようです。
どんどんとアメリカでは歴史が塗り替えられています。人種差別の不条理の事実は消えませんが、少しでも取り戻す努力はしています。
わが国でも、大村市の同性カップルの続柄欄に夫(未届)と書いたものが受理されたとか。
多様性を認める社会のあり方として、歓迎したいと思います。
その一方で、システムに携わるものとして、無意識に決めていた項目の多さに気づきました。
例えば性別。ラジオボタンで男か女かしか選べないように設定する事は私たちにとって普通です。LGBTを踏まえた設定を考える必要があるのかもしれません。
上に書いた続柄もそうです。今までになかった選択肢を増やす必要が生じるでしょう。
ただデータを漫然と貯め、既存のやり方で設計するのではなく、多様性を考えながら携わることも考えに含めておくべきでしょう。
実際は、コストの問題でなかなか多様化対応には手がつけられないとしても。
世の中の動きとして覚えておきたいと思います。
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![Yoshikazu Nagai(長井 祥和)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/2511383/profile_fd0b0bd04ef61ae58d6f6f9fde934db6.jpg?width=600&crop=1:1,smart)