5月24日 kintone hiveに参加して
5月24日ですね。
昨日はkintone hive Osakaでした。
この間は仙台でも参加しましたが、土地ごとに特色のある企業が登壇されていて、それだけでも面白いです。
ユーザーがどのようにして自社にkintoneを導入していき、どうやって文化として根付かせ、何を取り組んで業績に繋げたか。
これはシステムを導入して効率化を図るだけの発想では解決できない問題です。
ユーザー側で自主的にカイゼンを行う風潮が根付かないうちにシステム構築を始めてしまうと、あとあとシステム開発でも手戻りが発生します。導入後の生産性にも影響を与えます。
今までのシステム開発は、こうしたユーザー側の体制構築や文化醸成に関する作業は、全くやらないか営業に丸投げしていました。開発側としては、よしなに頼むわ、仕様変更は無しで、という態度が一般的でした。
ところがもう、そのようなやり方では通用しなくなっています。
システム開発者が開発ルームや自室にこもって開発するだけで済んだ時代は急速に終わりを迎えようとしています。
まだまだ、システムによっては実装が大変な事も多く、そこを乗り越えることによってやりがいを感じられるのは事実です。
が、その特権を得られる技術者の枠は刻々と体積を減らしています。
私は今度のkintone hive Tokyoでもそういう流れを皆さんに知ってほしいと思っています。
何度もしつこく言っていますが、今まで皆さんがやってきたあらゆるやり方は、もう古びてきています。
世の中の動きやシステム開発の趨勢などを敏感にわかってほしいと思っています。
そうじゃないとほんとに生き残れません。
また、お客さん側も直接エンジニアに話をし、その方に仕様調整と開発設計と開発実装をお願いするのが当たり前の風潮になりつつあります。営業が段取りを決め、全てをお膳立てしてから開発に着手するやり方では、スピード感についていけません。
なので、営業は営業、システム開発はシステム開発として、どちらかのタスクしか持っていない人は間違いなくこれから苦労します。
もちろん、一人の力だけでこうしたことをやるのは不可能です。組織風土や組織の体制を整え、どうやれば迅速に組織にとって有益なシステムが作れるのか。
今回のkintone hive Osakaでは著名な大企業も何社か登場し、その改善のあり方を披露してくださいました。
本当に世の中やシステム構築のあり方が変わったことを昨日のkintone hiveでは感じました。