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3月18日 NO-CODEツールの意義
3月18日ですね。
先週の金曜日に、NO-CODE SYMPOSIUM 2024に参加しました。
kintoneも言うまでもなくNO-CODEツールに属します。kintoneの標準機能では難しいカスタマイズすらも、徐々にプラグインを使用してコードを使わずにカスタマイズが可能になっています。
NO-CODE SYMPOSIUM 2024では、kintoneだけでなく、他のNO-CODEツールについても紹介がありました。
私もkintoneだけに視野が偏っていた反省があり、これではいかんと思っていたので出席しました。
NO-CODEツールの目指す目的の一つは、現場の業務をわかる方がツールを使えるようになることです。
今までは、システム業者がお客様からヒアリングし、開発して納品していました。
そのやり方では、伝達漏れ、勘違いによる追加要望、工期の長期化による仕様の陳腐化が次々に発生し、システム製作会社にもお客様にも不利益になっていました。
また、わが国の商慣習ではテストや仕組みが一層複雑になる傾向があり、それも速度の遅れにつながっていました。
それが、システム開発やサービス提供で海外ツールにシェアを奪われる元凶の一つでしょう。
であれば、現場を知る方がシステムを開発すれば良い。
システム会社はツールでそれを支えるか、ツールとビジネスを繋ぐ役割に徹する。
今までは技術者でない方がシステムを操るには高いハードルがありましたが、NO-CODEツールがそれを可能にしました。
わが国を再びIT分野で世界有数の国にする。
今の非合理になってしまったビジネスを合理的にし、わが国の潜在能力を高める。
それがNO-CODEツールの意義です。NO-CODEツールにはそのような希望も込められています。
NO-CODEツールによってビジネスは合理化される一方、既存のシステム業界は影響を受けます。
プログラミングスキルだけで生きていける余地は、これから減って行くでしょう。
既に伴走開発という言葉が登場し、ユーザー自身による開発が進められています。
その影響はすでにでています。AIの登場は、その流れをさらに加速させるはずです。
弊社としても伴走開発にこれからを重きを置きたいと思います。
ただ、伴走開発ははっきりって難しいです。
また、ユーザーさんがどういう意図を持っているかを会話や振る舞いから類推し、それをシステムに落とし込むスキルが必要です。
しかも持ち帰ってゆっくり検証するのではなく、その場でそれを行う必要があります。
仮に持ち帰ったとしても、システム開発の速度が上がっている今、迅速な対応が必要なのは変わりません。
その状況に対応するには、ツールに対する深い知識が必要です。ツールだけでなく周辺のシステムに対する深い知識も。
言い換えると、kintoneとkintone周辺のプラグインやサービスについての知識です。
システム業界で今後も生きていくためには、まだまだ伴走開発は需要が見込めます。
弊社でも、教育やアクアビット蒸溜書 によってこの流れを進めようと思います。
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![Yoshikazu Nagai(長井 祥和)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/2511383/profile_fd0b0bd04ef61ae58d6f6f9fde934db6.jpg?width=600&crop=1:1,smart)