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2月21日 GDPは高いが、生産性は低いことに反省。

2月21日ですね。

すこし前ですが、我が国の名目GDPがドイツに抜かれ、4位になったとか。

いまさらという感じでしょうか。
私たちの不景気感からすると、もう少し下の印象がありました。
実際、多くの国際指標でわが国は下から数えた方が速いようです。
それなのに、今まで名目GDPは3位を維持していたのが不思議でした。


名目GDPとは為替や物価変動の影響も含めた、あらゆる経済活動の総額です。

例えば、一つの商品(サービス)がA社からB社に販売された時、それはGDPに含まれます。
さらに、間に問屋が3社入ったとして、A社からa社→b社→c社→B社と取引の流れがあると、それぞれの取引が加算されていきます。加えて、その取引の周辺では人件費やその他の費用も発生しますから、それらもGDPに加算されます。

一つのサービスの流れに関与する会社が多いことが、実感に反してわが国のGDPが今まで3位だったことの理由ではないかと思います。いささか単純化していますが。

あるサービスが最終的に消費者に行き着くまで、複数の会社が関与すればGDPは膨らみますが、その分、サービスの提供速度は落ちます。
ということは、生産性もその分だけ落ちます。


わが国の生産性を示す指標はOECD加盟国38国中、30位。

これが問題です。


サービスの流れの中で関与する会社は多くても、それぞれの会社で取引に付加価値をつけずにいたことも、生産性が向上しないことの元凶です。

付加価値とは、仕入と売値の差です。薄利多売です。
薄利多売で取引に関係する会社が多くなれば、GDPは増えても、生産性は下がっていることが納得できます。


これは私も反省しなければなりません。

というのも、私自身が今まで単価を安くしてきていたので。

かつて、常駐SEとして働いていた頃、一番甚だしい時で六次請けの立場に甘んじていた時期がありました。そして、特に単価アップの交渉もせずにいました。


私もまた、自分の付加価値をアピールすることに、あまりにも無頓着だったと反省しています。
私の仕事は、GDPの増加には貢献していたかもしれませんが、わが国の生産性の向上には貢献していなかったのです。

これには反省しました。そして昨年、単価を大幅に上げました。
この状況を少しでも改善しなければと考えています。

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Yoshikazu Nagai(長井 祥和)
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