11月7日 学ぶ事は有事の際に力となる
11月7日ですね。
Twitterを買収したイーロン・マスク氏の話題はまだまだ続きます。
一気に全世界の従業員の約半分の3700人を解雇したそうです。
それは日本法人にも及びました。私もTwitterの日本法人の方と名刺を交換したことがあり、その方をフォローしていました。その方は退職されるとツイートされていました。他にも中の人と思しき方々からの悲嘆のつぶやきが流れてきました。
わが国の商慣習が終身雇用制を旗印に立てていようとお構いなし。外資企業のやり方がまかり通ってしまいました。あとあと、労働三法で問題になりそうな気がします。
グローバリゼーションが言われてだいぶたちました。それでも、わが国の企業はなんとか既存の商慣習を保ち続けてきました。
ですが、ここ数年は過労死問題から派生した働き方改革や、都市集中の問題、海外との競争など、企業を取り巻く環境は年々厳しくなってきています。ここにきてコロナや円安や国際関係の不安定さが追い討ちをかけており、企業の存続の先行きを見通すのがますます難しくなってきています。
弊社はたまたま、クラウドという波に乗ったからよかったのです。そういう波に乗れなかった企業や、昭和や平成前期の成功体験を引きずったままの企業はこれから苦難の道に至ると思われます。
弊社も今のやり方のまま、この先の十年を過ごせると思ったらまずいです。とたんに衰え始めるでしょう。残念なことに、成功体験がもつのは、干支を一回りする間より短いでしょう。すくに古びてしまう時代が始まっています。
わが国の企業がいつまで雇用を継続することを最優先にできるか。ムラ社会や同調圧力などは、こと雇用についてみればわが国の長所です。が、それもいまや風前の灯になっています。
Twitter社が今回行ったような大量首切りは、それまでもアメリカでは当たり前でした。か、そうしたサービスには日本法人がつきものです。そうした首切りが日本でも当たり前になっていくように思えます。
いざ馘首されたらそうなった時。頑張ればよいのです。が、だんだんと気力も体力も衰えていきます。40歳を超えると年齢だけで書類選考で落とされてしまうことも増え、再就職の道も段々と狭くなっていきます。
私も本心では楽がしたいです。自分のしたいことだけ学び、それ以外のことは学ばずに済めばどれだけ楽でしょう。仕事ではなるべく楽をして、その時間であちこちを旅したい。
ですが、弱肉強食の世の中を生き抜く上で、その考え方では蹴落とされてしまうのでしょう。厳しい世の中ですよね。
それをしのぐには日々、変わり続け学び続けなければなりません。
暗い話題を並べましたが、逆に言えば今のわが国は明るいとも言えます。周りが暗い状況だからこそ、学んで発信できる実力をつければ存在感を発揮できます。輝けるのです。それは逆に良い時代だと言えるのではないでしょうか。
学歴など関係なく、成り上がることだってできます。可能性はひらけています。
前を向いて進んでいこうではありませんか。
Cybozu Days 2022という舞台も用意されているのですから。