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6月30日 読み書き力は技術者に必須
6月30日ですね。
昨日の商談にうちのメンバーにも参加してもらいました。
その後でうちのメンバーから言われたのが、
私の「考えを言葉にするのが上手い」という事です。
私は自分自身ではそう思っておらず、むしろコミュニケーションが不得手だと思っています。
ただ、私が案件を取ってこられる理由を挙げるとするなら、それはこういう言語化の能力から来るのかもしれません。お客様からのご要望をシステムの構造に落とし込み、提案する能力。
ただし、私はこの能力は受注で威力を発揮するよりも、むしろ、お客様から受け取った仕様をいかにして内部のメンバーに伝え、それをシステムに落とし込まなければ意味がないと思っています
お客さまからいただくシステム要件は、当初の簡単な文章と、多くの会話で伝わってきます。
システム開発の苦労や失敗とは、お客様からの言葉をシステムに変換する際の失敗から来ていることが多いように思います。
仕様を誤解して不適切なデータ構造で設計してしまったり、そもそもの要件定義に異常に時間が掛かったり。
昨日は、この能力が欲しければ本をたくさん読む事、というアドバイスを伝えました。
ただ、今の世の中からは読書の習慣が消えています。
今の若い人たちを見ていると、本を読むのが苦手な人が多いように思います。
ブログやTwitterや投稿動画や映画やドラマ。
今の世の中にはこうしたメディアが主流です。
が、これらのメディアの多くは、話の流れやストーリーはあっても、情報の構造化ができていません。
その一方で、システム構築とは、お客様からのご要望をシステムの構造に変化させる仕事です。
他業種にはこうした能力は不要かもしれませんが、システム業界にいる以上は、言葉を構造化することができないと苦労します。
特にエンジニアの場合。
読書の習慣からもっとも遠いように思えるエンジニアこそが、実は読み書き能力がもっとも必要な職種である、と断言しても良いくらいです。
エンジニアとしてのキャリアをまっとうしたい場合、または、他業種からエンジニアに転職してくる場合、自らにこうした能力が備わっているかを判断しておいた方が良さそうです。
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![Yoshikazu Nagai(長井 祥和)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/2511383/profile_fd0b0bd04ef61ae58d6f6f9fde934db6.jpg?width=600&crop=1:1,smart)