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7月26日 「共遊開発」という言葉を提案します。

7月26日ですね。

昨日は、お客様のところで終日kintoneの開発を行っていました。
ただし、私は一切、手を動かしていません。
お客様からの質問にその場でお答えし、設定方法や処理のコツ、データの構成などをその場でお客様に分かりやすく伝わるように努めながら、お客様自身が実装を進めました。

kintoneの各アプリの設計もお客様が。krewDataを使ったアプリ連携やテーブル操作などもお客様が。おかげさまで無事に進みました。楽しい時間が過ごせました。

お客様にとっても、こうした実装をご自身で進めていただくことは、自分の力で実装している手応えが得られるはずです。それとともに、実装方法の理解がお客様にとって格段に身につきます。このやり方はとても有効だと思っています。

このやり方は、私が発明したわけではありません。kintone界隈やノーコード界隈では既にここ数年、市民権を得ている手法です。
よく言われるのは「伴走開発」と言う言葉です。
分かりやすく語呂がよいので、私もこの言葉を使っていました。


しかし、6月頭に参加したkintone Café 山口の懇親会において、この言葉は使わないほうが良いとアドバイスをいただきました。
理由として、この「伴走開発」という言葉が便利なので、レガシーなSIerの昔ながらの保守契約にもこの言葉が使われてしまっていて、弊社にもそうした活動をしていると誤解されやすいということです。

私も弊社をレガシーなやり方を墨守するような会社だとは見られたくありません。常に進化している会社でありたいと思っています。

そこで「伴走開発」という言葉を使わず、別の名前を探していました。

ですが、これが結構難しいのです。
それに代わる適当な名前を思いつかないまま、2ヶ月近くが過ぎてしまいました。

昨日、お客様と一緒に実装を進めてみて、楽しいと言う感情が湧き上がりました。

そこで閃いたのが、
共遊開発
と言う言葉です。

仕事なのに遊びなんてけしからんと言う意見も頂戴するでしょう。
ですが、仕事とは楽しいことであるのが理想ではないでしょうか。

遊ぶような気持ちで働ければ最も望ましいのは、皆さんも感じていらっしゃると思います。

本気で汗を流し、時には困難も乗り越えて遊ぶから楽しいのです。仕事とは本来は遊びと同類であるべき。


共遊という言葉は、「きょうゆう」と呼びます。
きょうゆうとは、共有という単語で馴染みがあります。データ共有という言葉や、ノウハウの共有という意味にも通じます。
お客様にとっても良いイメージを持っていただけそうです。

というわけで弊社では、お客様に寄り添って開発する際、この言葉を提案してみたいと思います。

「共遊開発」

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Yoshikazu Nagai(長井 祥和)
ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。