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2月4日 ノーコードツールが求められる理由
2月4日ですね。
土曜日の話になりますが、ノーコードパスポートサファイアを受験し合格しました。
まずは入門編の試験であるため、それほど準備せずに受験しました。
とは言え、この試験はノーコードツールを扱う人は技術者やユーザーを問わず受けておいて損はないと思います。
弊社もノーコード推進協会に昨年末に加入し、協会の一員として活動を始めています。
もう、これからあらゆるビジネス業務の仕組みは、誰もが扱え、誰もが開発する時代になるのは間違いないでしょう。
なぜなら、こうしたシステムを作るには、システム技術者に人が足りなさすぎるからです。わが国の場合は特に技術者が足りないといいます。
では、むやみやたらに速成技術者を増やし、既存のスクラッチ開発のシステムの技術者を増やせば、ノーコードツールは不要ではないかと考える人もいるでしょう。
ところが、残念ながらインターネットが世に広まって30年が経ったにも関わらず、わが国がIT教育を怠ってきたため、IT人材が圧倒的に不足しています。
また、仮にIT技術者の数が足りていたとしても、世の中にITを必要とする業務はまだまだあります。
それらシステム技術者が業務を覚え、ヒアリングして、業務担当者が満足するスクラッチ開発のシステムを作るにはとても時間が足りません。
非技術者が自らの業務知識を用いてシステム開発に乗り出さねば、もう間に合わなくなっています。
ノーコード技術者と言っても、データ構造を脳内で扱えないと、千差万別のシステムを扱うことは難儀です。
また、仮に覚えたとしても、おそらく一人でやれる業務の量には限界があります。
え?私が開発を担えば?
それも良いのですが、所詮は私一人。できることには限界があります。
それよりは私が教えることで、私の知識を10人、20人に伝え、それらの方々がさらにノーコードツールを用いて担える人材を増やす方が、圧倒的に効率的だと考えました。
そこで、私は実装を控え、教育側に回ると決めています。
その取り組みの一つがノーコード推進協会への加盟でした。
加盟すると決めた以上は、ノーコードパスポート試験は持っておこうと思いました。そこで、今年の正月には受験を決めていました。
技術者は自分で構築することに創造者としての喜びを感じがちです。また、ノウハウを伝えることによって、自分の職が奪われるのではないかと言う意識もあるのかもしれません。
ですが、もうそれどころではないほど、デジタル技術を用いて業務を変えねばならない局面に来ています。
その際、コーディングする方や設計する方だけでなく、一人でも多くの業務を担当する方にシステム知識を持っていただくことで、技術者が実装する際の苦労は軽減されるはずです。
今、目の前の仕事や自分の職の確保だけではなく、より先の未来に視点を置いて活動すべきと考えます。
そういえば、今週末の金曜日には、五反田でノーコードシンポジウム2025が開催されます。私も参加する予定です。
ぜひ、お時間のある方は来ていただければと思います。
https://ledgeai.zohobackstage.com/nocodesymposium2025
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