10月30日 特撮技術とは、人の培った工夫と叡智の結晶である
10月30日ですね。
須賀川市で深い感銘を私に与えたもう一つの施設が、円谷英二ミュージアムです。
日本の特撮映画の父とも称される円谷英二氏もまた、須賀川市が産んだ偉人です。
正直なところを言うと、今の私たちから見ると、円谷監督が苦心して編み出した技術のほとんどは、生成AIが不要なものにしようとしています。なんなら、プロンプトを打ち込むだけで私たち素人でも動画を生み出せてしまう時代です。
円谷監督の作品としてもっともよく知られるゴジラやウルトラマンは子供向けの作品であり、私自身、ゴジラはほんの一、二年前までは見たことがなかったのです。
そうした目から見たとき、円谷監督の業績を不当に貶めかねません。
ですが、円谷監督が生み出した特撮技術は、わが国の映像技術に大きな影響を与えました。さらにはスティーブン・スピルバーグ監督やジョージ・ルーカス監督にも。
凄まじい創意工夫が特撮技術には使われています。まさにものづくり日本の象徴です。
今回の訪問で、円谷監督の生涯についても知ることができました。
挫折の連続であり、一躍名を高めたゴジラの時は、すでに53歳。
ところが、それまでの挫折のあいだに培った技術と見識を見事に花開かせ、特撮の父と称されるまでになりました。
技術もそうですが、人の生き方としても、とても参考になる点が多かったように思います。
オヤジと慕われる人のカリスマとはどこにあるのか。
円谷監督は多数の言葉を後世に残してくださっています。
私も今、その語録集を読んだいます。まだ多くのことを学びたいと思います。
ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。