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12月20日 弱気になっても安定思考に堕ちないために

12月20日ですね。

体調が悪化すると考え方も弱気になってしまいます。

昨日は、かなり弱気な考えに陥ってしまい、今後の会社のことも含め、どうすべきか考えながら作業していました。

私自身のメンタリティーは安定/堅実思考ではないにもかかわらず、安定/堅実思考で経営した方が良いのか。

つまり、固定のお客様のみに限定し、案件をあまり取らず、メンバーも固定し、メンバーも常時新たなスキルを覚えなくても成り立つ体制のことです。

そのメリットは、メンバーにとっては情報が随時、たくさんのいろんなチャンネルで入って来ません。つまり、視点を固定しておけば良いので集中できます。

正直、楽だと思います。
ただ、その方が楽ということは、私には逆にリスクに映ります。

一昨日だったか、わが国の一人当たりGDPが台湾に抜かれたそうです。https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM177RX0X11C24A2000000/


SNSを眺めていると、こうした事情を政治家や官僚のせいにする論調が多いです。
確かに国を引っ張る方々の責任もあるでしょう。

ただ同時に考えておくべきなのは、この国の大多数が、繁栄に慣れ、すっかり安定志向になってしまっていることです。
負荷を嫌がり、変化を嫌がり、奉仕を避け、事なかれ主義に陥ってしまっていることです。

安定志向でいる限り、新たな挑戦は望めません。生産性を上げる必然性もありませんから、今までの仕事をずっとやっていくだけでよしとなります。


それでは当然、生産性は他の国に抜かれますよね。
GDPが抜かれるのも当たり前です。

政治家や官僚だけに責任を押し付けるのではなく、まず自らがそうした安定思考から抜け出さないと、おそらくこのままこの国はずるずると低落していってしまいます。

もう戦後に起こったような人口ボーナス期は、この国には巡ってきません。お次のチャンスがあるとしたら、今の高齢者が世を去り、私のような第二次ベビーブーム世代も世を去った後でしょう。少子高齢化が言われなくなるのは60-70年先になるのじゃないかと思います。


その間、わが国はどう生きるべきか。
危機感を忘れたように見えるわが国をどうすべきか。

そもそも、私の場合、国を考えるより前に会社を考えなければなりません。
私とて、24時間寝食を忘れて仕事をしていられるほどタフではなく、弱い人です。その弱い私が率いなければならない会社の責任をどう飼い馴らせばよいか。

会社よりもうちのメンバーの今後をどう育てていくべきか。昨日はそんな堂々巡りに陥っていました。


ただ、弱気になっているとは言え、これだけは言えます。

やはり安定/堅実思考はまずいということです。これに陥ってしまうと、そうそう這い上がれません。

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Yoshikazu Nagai(長井 祥和)
ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。