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4月17日 事故から学ぶ組織の維持

4月17日ですね。

昨日は、10年前に韓国で起きたセウォル号の沈没事故から十年でした。
事故に関するWikipediaの該当ページは今まであまり見ていなかったのですが、この機会に読みました。

その内容は、反面教師として学ぶ内容が多く、ここに記します。


一応断っておくと、私はWikipediaに書かれた内容が全て正しいとは思っていません。記事によっては憶測が混じっていたり、報道の内容をそのまま転載しているだけだったりします。要は、鵜のみにすべきでない記述が多々あるということです。

その前提を踏まえ、仮に書かれていることが全て嘘だったとしても、この記事からは学ぶ点が多かったように思います。


売上盲信、人命軽視、職務放棄、権限不在、責任転嫁、法令無視。

こういう四字熟語が積み重なると、事故は起こるべくして起こる。記事から学ぶべき点は多いように思います。


こういう事故が起こるたびに、法令が増え、規制の網が細かくなってきたのが人類の歴史です。

本来であれば、運営する企業が自主的に改善し、事故を未然に防ぐべき。工夫を重ね、努力すべき。

が、この記事を信じる限り、それらが全て蔑ろにされていたように見えます。

組織とは、簡単に機能しなくなってしまうものなのでしょうね。


私はこういう組織の規制が嫌で独立しました。

私自身、別に法を犯そうとも思わない。ただ、自由にさせてくれ、と。


ただ、経営する身になってみると、自分自身の行動は自分で律することができたとしても、組織全体の行動はとても自分の意識だけでは制御できないことを思い知らされます。
だからこそ、組織を律するための様々な規則が必要になるのでしょう。
このジレンマ。

少人数なら、お互いの人となりを知った上で仕事ができます。信頼関係が構築されているので、規則なしでもやりくりできるはずです。
ところが、人が増えるたび、人となりを知る機会が薄れます。信頼関係を構築する前に組織や仕事の範囲が増え、綻びが生じます。

だからますます規則が必要になっていきます。

セウォル号の事故記事に書かれた内容が真実かどうかをさておき、事故で犠牲となった方々に報いるには、教訓とし、学まなければと思いました。

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Yoshikazu Nagai(長井 祥和)
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