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8月7日 歴史だと長いが、人生は刹那

8月7日ですね。


昨日が原爆忌。そして今日。


昨日、78回目の原爆忌という報道を多数見ると、うちの母親も78歳か、とあらためて思います。

なぜなら、私の母は、原爆が広島に投下された翌日に産まれたからです。

78年前に落ちた原爆の事は、すでにほとんどの方にとって歴史になってしまっています。歴史とは、他人事。痛みも感情も消え去ったテキストや動画の中の世界。

だからこそ、バービーの映画のシーンとキノコ雲を組み合わせた画像がアメリカで次々と生み出され、それが物議を醸しているのでしょう。

ですが、母から見れば78年など昔であろうが、当時のことなど覚えていなかろうが、自分自身が生きている限り、歴史ではありません。

他人から見たら、78年という日数は長く感じるのでしょうが、本人から見たらすぐ終わってしまう。むしろ、自分の感覚としては、あっという間の78年だったのではないかと思います。

私たちも今まで何十年と生きてきました。これからまだ何十年と生きるのでしょう。


時間など、他人事として考えるのであれば、長く感じます。長い長い道のりです。

ですが、それを自分事として捉えた場合、足りなすぎるほどにすぐ終わってしまう。それが人生です。

せっかくいただいた命。それをどう生きようとそれは本人の自由です。人の人生に干渉してはなりません。

ただし、それはあくまでも人の人生を客観的に見た場合です。

一方、自分自身にとっては自分の人生は自分自身でしか経験できないかけがえのないものはず。


自分自身にとっては一生とはその一瞬一瞬が二度と体験できないものです。

大切に生きないと、過去は繰り返せません。そして、人生はあっという間に終わってしまいます。

この先がどうなるかわからない現代とはいえ、平和な時代に生きている事は確かなのですから。

悔いのないように生きたいものです。

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Yoshikazu Nagai(長井 祥和)
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