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8月8日 花火からも学べる事の多さよ

8月8日ですね。


昨日は山梨まで行って花火を見てきました。

かつては日本三大花火ともいわれた神明の花火です。


二尺玉や競技花火の数々。見事でした。

今の花火は、着火タイミングは全てプログラミング制御されているそうです。昨日も音楽に合わせての火花など、見事な演出で楽しませてもらいました。


ただ、実際に火薬に色をつけたり、球にして配置する作業などは、まだ手作業だそうです。


こうした微妙な配置はまだ手作業のほうが秀でているからでしょう。


まだシステム化は試したことがなく、職人さんが手作業にこだわっているだけで、ひょっとしたらこの作業も自動化できるのかもしれません。


ですが、競技花火の数々を見ると、この部分はプログラミングでやり切るのは難しいな、と思いました。色がグラデーションで変化する花火や、まるで球が回転しているかのやように見える色の濃淡の変化など、まさに芸術というべきものでした。


感傷だけの理由で手作業を残す。

そうしたやり方は今後は通用しなくなります。

ですが、花火のように微妙でかつ芸術性を求められるものならば、手作業を続けても許されるのかもしれません。

おそらく大輪の花火自体は自動化できるのでしょうが、毎回打ち上げるたびに計ったような真円を描かれても、かえって微妙な揺らぎが表現できず、逆に興を削ぐと思います。


ITを生業にする者にとって、お客様のどの作業を手作業として残し、どの作業をデジタル作業に移すか。

それをどうやってお客様に説得するか。


IT会社だからといって、言われたことだけやるのではダメです。これからは通用しません。

積極的に提案していかなければ。

だからといって、手作業の部分もデジタルに置き換えようとすると、お客様の機嫌を損ねてしまいかねません。


そのあたりの機微は、お客様と実際に話をしながら感触を得ていくしかありません。花火作りの手作業にかかる思いや、花火師のプライドなど。


どこを手作業で残し、どの部分はお客様に提案して業務改善を進めるのか。受発注や着火制御や材料仕入れはITに任せ、肝心の花火製作は手作業を尊重する。


メールやチャットのやり取りだけで要件を詰めようとすると、この辺りを見逃してしまいます。

zoomなどのオンラインで話しても、お客様の微妙な表情の変化を見逃すかもしれません。


ITも最後は人と言われる所以は、このあたりにあるのでしょう。


花火からも学ぶことは多いです。

ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。