辛い麺メント:パキッテで辛い麺メント
パキッテってあるよね。日本のコンビニでホットドッグを買ったらもらえる、パキっと折って手を汚さずキレイにケチャップとマスタードをかけるやつ。最初に見たときはよく考えたなと思った。
そしてスーパーでこんな物を発見した。
辛い麺のソースをパキッテに入れた商品だ。「本格中華」「四川風花椒バンメン」「片手で簡単開封」「ネギ風味豊かな山椒醤油タレ」「おいしさMAAAAX!!!!!」「日本製MADE IN JAPAN」と書いててあるが。
裏面は完全にローカルライズされている。日本でも売られているか知りたいところ。
開封するとこんな感じ。油とタレが入ったパックが2つ別れている。パッケージに2人前と書いたので一気に2人前使わないといけないと思っていた。よかった。
『よかねえよ』
なんだ、マラーラーか。
麻辣辣(マラーラー)
三国武将風の鎧を纏った狐頭獣人。アクズメさんのイマジナリーフレンド。毛色が辣油のような艶のある赤。重篤の辛味中毒者で、他人の食べ物にタバスコと唐辛子を足したがる迷惑存在。
『アクズメ、ここは2人分つくってくれ。いっそオレが2人分も食ってしまう』
何を言ってやがる!俺の飯だぞ!分けてやるもんかよ!
『殺生な……まあよい。お前と味覚神経が繋がっているから食べなくても味わうことが出来るぞ』
何それ聞いてないけど、てか気持ちわるっ。
『オレのことは良い。それより早く麺を作れ』
命令形で言われると反骨精神が働いて作りたくなくなるよな。しかし材料の干ししいたけはさっき水で戻したのでもう後がない。まずは麺を準備する。
準備した。
『早っ。肉燥に味玉まで。いつの間に?』
最近は自炊がすごいできる大学生を知ってね、対抗心が燃えて凝ってみたのさ。
『たぶん大学生の方これの10倍ぐらい美味そうなやつ作れる』
才能がほしい……やけ食いだ。
これを
ぱきっ
円を描きながら絞る
麺全体がタレと馴染めるように混ぜる
これで完成
『ひどい絵面だ。大学生の方が10倍上手く混ぜただろう』
うるさいっ!そういう料理だから!食うぞ!あむ……ずる……
『むっ、麺が舌に触った途端ビリっと来た。想像してたより花椒が効く。辛さはそこそこで、むせる恐れがなくペースよく食べ進める。辣油は使われていないので見た目はインパクト欠けてるが、風味は芳醇で色濃い。”学校の鈍そうな職員さん実は凄腕のカラテマスターだった”みたいな演出だ。そして干ししいたけを使った肉燥もアクセントいいアクセントになっている。特に干ししいたけの旨みが味全体を1ランクあげた。やったな』
全部言われてしまった。
『大学生に作らせたらもっと美味いだろう』
ぜひ作ってみて欲しいね。
手軽に家で辛い麵メントができる便利な商品でした。あなたも機会があればパキッテ辛い麵メント、しよう。
パキッテ四川風花椒バンメン:
辣 ★
麻 ★★
楽 ★★★★★
カスタマイズ性 ★★★
マラーラーの初登場回: