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【辛い麺メント】辛い麺食べて鬼退治2
前回鬼金棒西門店に訪れた時、麻辣味噌拉麵と戦いながら常連と店員の会話に耳を傾けていました。
「この間は本店に行ったんだけど、ヤバかったね。店員は俺に金でも盗まれたかのように態度が悪い」
「あーそっちは本家の悪い部分まで継承しているからね。まあ分からなくもないよ。ムカつくアホ客は本当に多くてキレそうになる。この間はなんか『おたくのラーメンはスープがあるかい?』って聞いてきた。ラーメンだから当然スープあるだろボケが」
「そいつここと本店を間違えたんじゃね?」
だそうです。では食べに行きます。
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今日は寒波かつ雨が降っています。絶好の辛い麺メント日和です。13時ぐらいに店に着きました。また結構並んでいます。
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役目を終えた食券機は店の外に飾ってあります。
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「今日より鬼増量の販売停止。また救急車に乗っていった客が出た。辛い物食べられないのに意地張って無謀なチャレンジで体を壊してはこっちも忍びない」と書いてあります。
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「Google口コミ☆1悪評店。機嫌が悪い時は頼むから来ないでくれ。俺もしんどい」と書いてあります。個性が出てますね。
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15分ほど待つとやっと店内に入れた。しかしすぐ座れるわけではありません。店内にはまた3人が前に待機しています。まずは食券を購入しました。今回は麻辣味噌つけ麵、辣普通麻普通にしました。今回は挑戦ではなく享受で行きたい。
単独客が席を立って、席がひとつ空きました。私より先に来ていた3人組の客の了承を得て先に着席。店員に食券を渡し、あとは麺が来るまで待つだけ。平日のランチタイムだが見える範囲で従業員は2名だけ。個性的な店主は来てないようです。
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スパイスが入った缶が置いてあります。鬼増量が売ってないけどこいつで自己責任で調整しろということですね。
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来ました。これが5年連続Facebookのラーメン・オブ・ザ・イヤー投票で5年連続優勝を獲得した麻辣味噌つけ麵です。周りは誰もスマホを見ておらず修行場めいた雰囲気で己の麺に臨んでいるため、なるべく速めに写真を収めることにしました。
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スープに浮かんでいる花椒粉をよく混ぜてから適量の麺をつまんでディップし、気を付けながら口に運びます。うまい。味自体は湯麵と同じですが、つけだれのためより濃厚です。辣が普通といっても相当な辛さなので私は満足です。味噌のコクにコーディングされた辛味の後に花椒が続いて味が2段階に変化して飽きなく食べれる。私はつけ麵の経験が少なく、これが人生において2杯目となりますが、5年連続チャンピオンの理由が分かる気がします。
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チャーシューというかリブというか、西門店より柔らかく仕上がって食べやすくなっています。もやし炒めは丁度いい塩加減で意外と美味しかったです。これは一つの料理として成立できますね。逆にスープに浸かって食べると繊維質しか感じなくなります。
先ほど飽きなく食べれると言いましたが、こちらのつけ麵は茹であがってから一度水で洗って、冷たい麺と暖かいつけだれで提供するタイプなので、食べ進めるにつけれつけだれの温度が下がり麻辣がより強化されてラストパートは少々苦戦しました。
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完食。美味しかった。替え玉してスープを食べ切る客もいましたが、私はこれで十分です。さっさと席を譲りましょう。
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