Superdry極度乾燥(しなさい)の噂 検証編

（CM終わり）

「よぉ、ジェイミー。この前Superdry極度乾燥(しなさい)の噂を検証するためにバスターを外注したことまた覚えてる？」
「あったな。ずいぶん時間が経ったけど結果がまた出てないのか？」
「それはつい先週に外注バスターからビデオが届いたよ。今から流そう。オレとジェイミーは見ながら適当にコメントする」

（ビデオ再生スタート）

『ハロー、アダム＆ジェイミー！外注バスターのアクズメさんです！あのごめんね例のウイルスで検証が大幅遅れちゃって……でもようやく日本に来れるようになって僕は大変うれしい気分です！』
「見ればわかるよ。満面の笑顔じゃないか」
「ていうかSuperdry着ていなくない？スーツケースに入れたか？」
『そして今は入国審査を受けるところだけど、見てくれよこの列ゥ！多分200人超えてるじゃない？うわぁ長くなりそうだな……』
「ならばテレビ魔法で審査完了まで飛ばそう」
『ふぅ、やっと審査が終わって荷物を取りに来るところだけど、僕のスーツケースがなかなか来ないね……あっもしかして……ありました！入国審査に時間がかかり過ぎて空港のスタッフがレーンから下ろしてくれたようです。よいっしょ、この中にジャケットが入ってます。取り出しましょう』

『いやぁ～もう3年前以上のデザインだしちょっと古臭いかな？着るのちょっと恥ずかしいね』
「そう言うなって。流行りってもんは一回りして懐古に戻るってよく言うんじゃないか？まあオレは絶対に着たくないけど」
『今日は気温が24度、Superdryを着るには少々あついですが、着ます！必ずSuperdryの服を着て日本税関を通るとアサヒと商標登録問題で没収される噂を検証して見せます！僕だってミスバスターだッ！』
「おう、頑張れ。結果は予想できたけどな」
『さぁ税関に凸しますよ！どうもこんにちは！』
『どうもこんにちは。申告書を見せてください』
『はい！』
『……はいこれでOKです。ありがとうございます』
『あ、ありがとうございます……』
「なんの差し支えなく通れたわ」
『えーと、通れましたねぇ、呆気なく』
「ふん、そんなもんだろ」
『それじゃ発表します。Superdryを着て日本税関を通ると没収される噂、検証結果はーー』

BUSTEDうそばっち

『Foo！数分間しか着てないのにもう暑いよ！じゃ僕は続きに東京観光を楽しんできますんで、おふたりも元気で。Bye！以上、外注バスターのアクズメさんでしたッ！』
「Bye、バスター見習い。きみの努力と辛抱強さはインターネットのとこかに残るであろう」
「これでSuperdryを着ても安心して日本に入国できると判明した。よかったな。俺は着ないけど」
「うん？バスター見習いが送ったビデオはまた少し続きがあるようだぜ？せっかくだし観てみよう」

『Hell-O！バスターズ！外注バスターのアクズメさんでーす！いま酔ってる。わかってる？わかってるよね？』
「はぁ……」
『ジャケットの件はあまりにも呆気なくて面白みがないんで、おまけにこれを検証したいと思います！ドーン！』

『アサヒSUPER DRY生ジョッキ缶です！缶なのにジョッキのような飲み心地を再現する、アサヒの野心的商品ですね！本当に普通のSUPER DRYを上回るかどうか、飲んで確かめてみましょう！』
「嫌な予感がするぜ」
『それでも行きますよ……輪っかを引いて、ぷしゅー。わっ』

『もっこもこっ！もっこもこっと泡が溢れてくるッ！間に合わねえ……！ずずっず……っだめだ泡の勢いが強すぎるっ！話にならなくて味ところじゃねぇ！泡は飲み物じゃねぇ！僕はこれ以上生ジョッキ缶なんて買わねぇと決心したことに十分な検証であった』
「そ、そうか」
「どうでもよいわ」

（終わり）

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