古都、ところどころ 最後の晩餐&最終日
YEAAAAAAH!ホテルに帰れてビールを飲んで休んだら再び元気満杯!台南に居られる最後の夜、ちゃんとした料理で〆ていきたいと思いますぜ!今回の店がこちら!
上班食堂という、日本料理屋ですが、日本料理に用はない。なんとこの店は政府公式のチャーハンコンテストで全国準優勝を獲得しているという。俺はチャーハンを擬人化したキャラが出る小説を書いたほどチャーハンが好きだ。このレストランはスゲジュールを立てる時から気になっていた。早速入ってみよう!
「すみませーん、一人で大丈夫すか?」
「お一人様かぁ……はぁ」
女将さんらしきおばさんが顔に難色を示している。これはいったい?
「少し……いや結構待ってもらうことになるけど大丈夫?」
「結構って、具体的にどれぐらいでしょうか?」
「それが……」
おばさんがカウンターの向こうの調理場に目を向けた。シェフが一人で鍋を振っている。カウンター席に4人、テーブル席に5人、計3グループの客が座っている。
「シェフ一人で寿司とか炒め物とか全部やるから本当に知らないよ。30分かもしれないし、もしかしたら1時間まで」
「チッ。わぁりましたよ。ではまたの機会で」
「えっなんかさっき舌うった?」
「いいや、聞き違いじゃないですか?」
俺は店を出た。幾らチャーハンコンテストで準優勝を取ったチャーハン、本当に旨かったとしても、それが30分以上に待つ価値があるか?空腹を耐えながら30分以上に待たせて食べれるチャーハン、俺が素直に旨いと言えるか?答えはNOだ。店の名誉と俺の、両方を守るため、俺は一旦退却を選んだ。にしても日本料理屋が金曜日の夜にシェフ一人でキッチンを盛り切るのってやばくない?人事どうなってる?コンテスト準優勝してから驕って店員が離れたとか?いや余計な憶測はよそう。店のFacebookを貼っておく。読者がもし台南に訪れる機会があれば是非ここで食事して、そして感想を教えてくれ。
晩ごはんは唐揚げ弁当になった。
そして3日目
朝食のミートソースドッグだ。味は普通。ミートソースとレタスで誤魔化しているがソーセージは真ん中から切り分けられて0.5本しか入ってない。担仔麺にしときゃよかった。
土曜日の朝、多くの人にとって休日が始まる頃に俺の旅が終わりを告げている。荷物を整理して、忘れ物がないようにダブルチェックしてあとロビーでチェッガウトした。今日も天気がクソ良く。9時なのにもう紫外線が痛く感じるレベルになってる。
バイクで15分ほど走って駅前に到着。ローチをレンタル業者に返す。ありがとうなローチ、色んな所に連れってもらってよ。お前のおかげで楽しい旅ができたぜ。サンキューな!
さて、帰りの高鐵が12時発なのでどうやって時間を潰そうか。マジで気温が高いし二日分の洗濯物が入れたバッグパックを背負って歩くのがきつそうなので近くの公園を散歩する案はなしで。そんでやってきたのがこちら。
東南アジア百貨のスーパー。俺が知る中でもっとも規模がでかい。インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシア、色んな国の商品が置いてある。俺の目的はもちろんこのコーナー。
インスタントの棚です。色んな辛い麵があってテンション上がるな~今回買った麺はもう全部実食済みでレポートも書いた。良かったら読んでくれ。
そして俺は更にとんでもない物を見つけてしまった。
ただのColaに見えて、Coca-ColaでもなくPepsiでもない。
AMERICAN Colaです!自分もこれまでに見たことありません!フォントとか缶の色とか大丈夫?コカ・コーラが怒ったりしない?
成分も見てみよう。炭酸水、果糖、砂糖、香料……えっ、待って、砂糖って、今はコカ・コーラもペプシも甘味料としてコーンシロッブを使っており、砂糖がほとんどは言ってないと聞いているぞ!もしかしてこのパク……いや地コーラは相当美味しいのでは?製造地は見るかぎり完全台湾製造のようだ。これは、買うしかないッ!二本買った!試飲レポ楽しみにしていてくれ!
なんかのキャラ。彼女の胸が平坦であった。
そろそろ時間なので台鉄に乗って、沙崙駅へ。
直結している高鐵台南駅に入る。
お昼は駅構内の飲食店で済ませる。サバヒー丼です。価格が230元。今回の旅行で一番高かった食事。サバヒーは醬油とかで甘しょっぱく味付けているが養殖魚の土臭さが残っているが許容範囲内。
ついてにサバヒーについて説明しましょうか。サバヒーは中国語では虱目魚、英語ではMilk fishと呼ばれている。ニシンの仲間で、成魚の大きさ1mまで成長するが40cmぐらいが美味い。海水魚ではあるが広塩性のため汽水や淡水でもある程度生きられる。身が乳白色で、身質が綿密、独特な甘みがある。個人的には結構おいしい魚だが食用魚としては小骨多くてかつ複雑に生えているのが欠点。それゆえにまるごとすり潰してつみれにすることが多い。
生きた状態のサバヒー(リソース:Wikipedia)
それ以外に食べるとしたら根気よく小骨に気をつけながらたべるか、骨を取り外して置いたやつを選ぶかしかない。しかし骨を外すには腕が立つ職人が要るのでそれなりに価額があがる。
サバヒーは腹の部分が一番美味しいだと言われて、腹膜が黒く、ゼリー状の分厚い脂肪の塊がひっついている。
ご馳走さん。コンビニで飲み物を購入してからホームへ。
ホームから眺める風景。
I'm going home.
今回ので分かったこと:
1.台南の料理は安くておいしい。
2.バイクの移動は想像以上体力を削る。
3.ツイートがバズってフォロワー数が一時的もとの3倍に増えたが、フォロバ一切しないので今は徐々に減っている。
おいでよ台南!