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ニコーリフレでサウナ、そして辛い麺メント

寒い場所ではサウナ欲が高まる、という出張があるかどうかはしらないが、北海道旅行3日目になり、俺は猛烈にサウナで体を温めたり冷やしたりしたい。

というわけですすきのにあるニコーリフレやってきた。

地下鉄のどのすすきの駅からでも歩いて数分でアクセスが超便利。エレベーターで4階に上がり、フロントでスタッフが身分を証明できるカードや書類があれば会員になれると言った。僕はパスポートを提示して無事入会できた。BANDAIではなだけで既に僕の好感度を多く稼いている。ちなみに会員じゃないと入場する際は情報の記入を書かされて入浴料は少し高くなる。よほど足跡を残したくなければ入会を強くおすすめする。

靴箱の鍵でロッカーの鍵と交換し、ロッカーにリュークと服をぶち込んで浴場に入る。数週間前にに角膜を削って両目とも1.0になった我が裸眼が曇りなく浴場の隅まで見渡す。フッ、どいつもだれしねぇ肉体だ、この3クリス(クリエヴァのハンサムフェイス、クリヘムのマッスルボディ、クリプラの優しさ)のいい男を見習うがよい。

優越をを覚えつつ、シャワーを浴びて身体をクリーンにし、俺は闊歩して右奥の38℃浴槽へ向う。ふぅ、思いのほかぬるい気がするが、これはこれで長く浸れそうだ。浴槽の一角は泡が絶えなく上がってくる。これは水素風呂といい、なんか体にいいとか色々壁に書いてあるが、効能は本当かどうか、信じたい人は信じよう。

身体は暖まったし、焼いていこうかね。ドライサウナの中は石が詰まったバケツ設置されて、その下にストーブがあるそうだ。長い針が1分ごとに一回転するサウナタイマーが金にあって時間を確保に便利。今まで入ったサウナにもあったかもしれないが何しろ高度数の近眼だったので見ようとも見れなかった。

久ぶりにサウナに入ったせいか、長く耐えれず6分で出てしまった。ここの水風呂は16℃に設定されている。冷えすぎず、入りやすい部類だ思う。体が本格的に寒く感じる前に上がり、外気浴へ。やはりサウナに入る時間が短かったか、キマらなかった。

今度は左奥の温度の高い風呂に浸る。実際何度なのか覚えていない。こっちの方が個人的に銭湯的な熱さで気に入ってる。

風呂の中でリッラクスしていたら、赤いTシャツを着ている若い男が浴場に入って、サウナ室に前でなんか呼びかけていた。距離が遠いかつ銭湯特有のエコーがかかっていてよく聞き取れなかったが、周りの男たちが一斉に立ち上がり、サウナ室に殺到するではないか!どうやらロウリュが始まるそうだ。

ニコーリフレでは数時間ごとに熱波師と呼ばれる人が来て、タオルで空気を混ぜるアレをやる。興味ないわけではないが、サウナ室の前にできている長列を見てたらなんとなく気が失せた。リラックスしに来たのに列に並んでストレスをためるなんて本末転倒、ましてや野郎どもと互いの体が接触するほど狭い空間に詰まるなんて論外中の論外。お前らはゆっくり楽しめ、俺は空けた浴槽で身体を伸ばすことにする。

しばらく経って、サウナ室の方から歓声や拍手の聞こえてきた。ほう、盛り上がってるね。こういうパリピ的なテンションも苦手だ。やはり入らなくて正解だった。

また数分が経ち、サウナ室の扉が開かれた。膚が赤らんで、うっとりとした表情の男たちが大挙に出てきた。男たちが口々に「あちぇ〜」「きもちぇ〜」とこぼしながら水風呂に押し寄せ、冷水に潜って体を冷やす。楽しんでんじゃん。

ロウリュが終わったようだし、もう入るか。と思ってサウナの方の向かうと、熱波師の兄さんがドアを背もたれにぐったり座り込んでいた。おびただしい汗が額から流れ落ち、100メートルをつっぱしったかのように口を大きく開いて呼吸している。若い男がここまで憔悴するとは、一体さっきまでここで何があったんだ?高熱、大量の男、密室、何も起こらないわけがない......というしょうもない想像はさておき、よく考えたら熱波師は入浴客が裸でも辛く感じる高温の中で服を着たままタオルを振っていた。おそらく何らかのパフォーマンスも行っていた。体力の消耗はとてつもなく激しいはずだ。

熱波師の苦労を思い馳せつつ、2回目のサウナに入る。今回は踏んばって8分間耐えれた。冷水風呂を出てから上がって外気浴だ。おっ、ひとつしかないビーチサイドチェアが空いてるじゃないか、座らせてもらうぜ。

チェアに体を預けてから数秒、酩酊じみた快感が体の芯から四肢に染み渡る感覚をおぼえた。これは“ととのい”だな。いいねぇ〜気持ちいい!これが欲しかったんだ。

新陳代謝が良くなるにつれて消化まで早くなったか、10時半なのにもう腹が減っている。目的が一応達成したし、上がるか。

辛い麺メント

飲食スペースは三階にある。まずは風呂上がりの一杯。

うめぇ、炭酸が臓腑に染み渡るぜ!

ここのメニューが事前にある目にしておいたのでもう決まってある。これだ。

酸辣豚素麵(さんらーとんサうめん)だ。豚骨醬油に酸辣をくわえたペースのスープに大量の薬味が乗っている。よく混ぜよう。レモンも付けてあり酸味が足りない場合はこれを絞って味を調節することもできる。俺はあまり酸っぱいとダメなので使わなかった。

細いそうめんにスープがよく絡む。スープ自体は結構濃厚だが酸味が効いて麺が進む。辛さはあまりなく風呂上りの胃に優しくて食べやすい。思いのほか麺の量が多い。

全国がたまご不足のなかで全卵の味玉を出す、贅沢。

麺は旨かった。酒も追加。うめぇ。

楽しいひと時を過ごせた。また飲みたいし、休憩スペースでひと眠りしたいところだが、午後はバトルの約束があるのであまり気を緩めすぎるとよくない。ニコーリフレは全体的に好印象だった。もしまた訪れる機会があれば、今度こそ熱発師のお手並み拝見したいしもう一丁の辛い麺を頂きたい。ここを勧めてくれたフォロワーに感謝。

この記事を読んだきみも、札幌に来る機会があれば是非ニコーリフレに立ち寄ろう。GAI-JINである俺がこんなに楽しめたから、ネイティブのきみならきっとこれ以上の楽しい経験ができるはず。

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