【うなぎ四代目】ラクジュアリ聖戦【菊川】
聖戦士の皆さん、土用の丑です。今年の土用の丑の日は7月24日と8月5日、2日もあります。最近は日本ウナギの完全人口養殖が確立されてイール殲滅の戦いにおいて聖戦士側が劣勢だと思われるが、私に言わせればこういったニュースは定期的に見られるものの、今だに市場に完全養殖イールが出回っていない。イール側の企みが上手く進んでいないか、デマだと思われる。なので聖戦士諸君は気にせずイールをたくさん食べてイール殲滅に貢献してほしい。
まずは私が先陣を切りましょう。今日はこちらの店で聖戦します。
うなぎ四代目菊川です。日本に多数の店舗が存在しており、1年ほど前にみなみの国の橘焱胡同グループによって輸入され、2024現在は2店舗まで展開している。墨で描かれたイールがくるっと体を曲げているロゴはウロボロスを彷彿とさせて聖戦ベーションが上がります。
月曜日のランチタイムに入店。価額設定は高めなのであまり混まないと想像していたが、なんと店内はほぼ満席。もしかして土用の丑は私の想像以上にみなみの国で浸透しているのか?それともただの裕福か?とにかくイールが1匹でも多く消費されるのは喜ぶべきことです。
少し待ってから店員に案内されて入店。厨房は一面がガラス張りになっていてイールが炭火に炙られ、包丁で切り分けられる光景を楽しめる。生きイールを捌くところを見れないのは少々残念。で魚類とはいえ生きている動物が目の前で頭を釘で固定されてう身悶えながら裂かれて内臓がこぼれ落ちる様を見て喜ぶのは聖戦士ぐらいで、一般の方には刺激が強すぎるしょうからしょうはないけど。
ではメニューを見てみましょう。
看板の一本重。結構のお値段。サービス料込みでスシロー30皿ぐらい。
ひつまぶしは若干安い。
そして土用の丑限定メニューでイールの上にさらに明太子を乗せたひつまぶしや明太子春巻き、明太子だし巻き卵。名古屋駅と博多駅が合体したようなコンセプト。蒲焼きに明太子って、味が喧嘩しないかね?
事前にリサーチしたとはいえ30スシローは流石にお高くて聖戦精神が揺らいだが、千の聖戦士に道標を示さなければならないという使命を思い出し覚悟を決められた。私と一本勝負だ、一本重。
注文してから焼くためか、来るまで10分ほどかかった。重のほかにほうれん草の和え物と漬け大根、福神漬け、スープがついている。
注文する際に蒲焼きの切り方を指定できる。今回は4切りにしました。
小しゃもじで丼に移すと食べやすい。米がよく炊けていて美味い。蒲焼きはこんがり焼けており表面がクリスピーな食感。しっかり炙ったためか脂っこくないけれど塩気が強いのでご飯の消耗が早い。
米にたれを垂れ流して自分でセルフ鰻丼にする寸法さ。
イール一本と米2杯で腹一杯になれた。うなぎ四代目菊川、美味しいちゃ美味しいけど30スシローを消費するまで食べる価値があるかというとそうでもない。焼き加減は申し分ないが、もう少し肉厚だったら評価がひっくり返ったかもしれない。でも米は本当によく炊けた。米が不味いとイールがどれほど美味くても台無しだからね。今度は日本の店で食べて比べてみたいとおもいます。たしかに羽田空港にも出店しているはずです。
こうして私は聖戦士の責務を全うした。明日は今年一回目の夏の土用の丑、この記事を読んだ聖戦たちは既に各々の得物を磨いて戦場へ赴く準備をしているところでしょう。そして聖戦士じゃない方もぜひ明日は店に足を運んでイールを食べてほしい。牛丼屋、弁当屋、コンビニでも構わない。調理されたイールが捨てられてフードロスになるぐらいなら養分として食べてやることはせめての慈悲ではないでしょうか。もしこの記事をサポートして30スシローを支払って薄くなった私の財布を支援してくれたらさらに功徳が高い。
では、ご武運を。
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