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【剣闘小説】DECAL WAR

「ぐぅ……!」
「じっとして……これでいいわ」

 右肩から胸にかけて切り裂かれたドゥームに、オーキッドは薬粉を塗り、包帯できつく締め上げた。

「ちょっときつすぎないか?動きにくし、空気もうまく吸えない」
「それぐらいちょうどいいのよ。今日はもう休んでください」
「……休んでる暇はねえ」

 オーキッドを払い除けて立ち上がるドゥーム。彼女は今、ひどく傷づいている。胸の刃傷以外に、肘と膝の皮膚が破れて、血と組織液が滲んでいる。顔の左は腫れあげて、乾いた鼻血の上新鮮な鼻血が洗い流している。そして体のあちこちで見られる赤紫色のあざ。文字通りの満身創痍だ。一体なぜ彼女はそこまで自分を追い込んだのか。

「デカール、集めないと……」足元がおぼつかない!「こうしている間にも、他の連中はどんどんデカールを入手している。もっとファイトマネーを稼いで、もっとデカールを……」

「……死んでしまったらと元もこもないですよ」

 オーキッドはなだめたが、阻止はしなかった。もし昔の彼女だったら、ドゥームと同じセルフを吐いただろう。「PRアーマー」「イベント限定」「数量限定」、この三つの言葉が並んだだけで、剣闘士を狂わせるには十分だった。

「いや、オーキッドの言う通りだ。おまえはもう休んでいろ」
「「ストラウベリー!」」

 声の主、美貌と屈強の肉体が備わった剣闘士ーーチャンピオンのストラウベリーがドゥームを阻んだ。なんと、彼女は既に真鍮色の胸当てと白い前掛けを装着している。使い込まれた双頭戦斧は気高く肩の後ろに担われている。

「来たのか、でもなぜ」ドゥームは壁にもたれて尋ねた。「このデカールを集めるイベントは行政側による搾取の罠で、たとえ最後にPRアーマーを取れたとして、失うものが遥かに多いと言ったんじゃ……」

「おまえの戦いを見ていると、若い頃の自分を思い出してな」ストラウベリーはオーキッドを見、オーキッドも微笑んで視線を返した。「あの頃は何もかも構わず、PRアーマーを手にするためにとにかく突っ走っていた。そんな私が自分を疑い、諦めかけていた時、仲間が支えてくれた。だから今度は私がおまえを支える番だ」

 ストラウベリーはドゥームに向かって右手を伸ばした。

「バトンタッチだ。おまえが休んでいる間は私がやる。必ずPRアーマーを手に入れるぞ!」

「おう……」ドゥームは関節部が擦り剝いた手を伸ばし、ストラウベリーと掌を叩き合わせた。「たのむ……すよ。マスター」

「ああ!」

 ストラウベリーは身を翻し、出場口へ向かった。朦朧しているドゥームの視線の中で、ストラウベリーは朝日めいた暖かい光を放っていた。

 どうも、剣闘士マスターのアクズメです。私は今苦戦してます。

この前は私の国においてデータカードダスアイカツフレンズが今やっているシールを集めてカードに交換するイベントについて少し言及していましたよね。

 開始から間もなく一ヶ月のこの頃、このイベントやべえなと思いました。シール付きカードが出る確率は決して高くないからです。

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カード左下のがシールです。CUTE、COOL、POP、SEXY四種類があります。

私はいま一回のプレイでカードを六枚購入でやっていますが、排出カードにシールが付いている確率は良ければ六枚中二枚、つまり20%の確率です。当全アンラッキーだったら全部はずれの場合のあります。

それらのシールを集めて、この申込用紙に貼り付けます。

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 漢字なら少しぐらいはわかるでしょう?同じカテゴリーのシールを指定の枚数を集めたら、応募する項目を指定して、運営会社に郵送する仕組みです。運営も「数量限定、早い者勝ち」と煽ってくる。もうこの時点ですべての応募カードが集まって、バーコードをコピーして偽カードを製造する暗黒剣闘士はもういるんじゃないか?漏れなくアリーナの砂にまみれて死んでほしい。

 ここで、ささやかなお願いですが、もしアクズメさんがこのイベントで一等賞であるPRカードをゲットできれば、更なる面白い剣闘小説が世に現れるに違いありません!100円、それが剣闘一回に当たる価値。貴方の100円が、私の剣闘ロードを支えます!どうかご考慮してください!お椀を掲げて、跪きながら待っています!ドササッ(額が地面に擦りつけた音)。



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akuzume
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