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ZITA-BATA旅行記 1日目 Burrito war
ワオワオ! 今期JALの機内エンターテイメントがすごいぜ! ライオンキング、キングオフモンスター、ブラピとレオナルドのハリウッド映画、大作勢揃いだ!
でも観れない。私の前にモニターが無く、壁が広がっている。いわばCAたちが機内食を加熱するための、あの空間のすぐ後ろの席だ。これで退屈の飛行時間を凌げる手段は一気に減った。でも悪い事ばかりでは無い。
前に座席がないため、普通の席より足を伸ばせる空間が大きい。私は遠慮なく足を伸ばして、かばんから文庫本を取り出した。ウィッチャーの六巻、買ってから半年立ったのに未だに半分しか読んでいない。今はシリがエルフが支配した世界に飛んで、そこでエルフの王の子を懐妊する事を強いられるところだ。なんってこった。しかし当のエルフ王がやる気が一切なく、服を脱いで二人でベッドを寝そべても、特に何も起こらなかった。本当になんてこった。
✈
今回はメインイベントのTOKYOコミコンにあたって、千葉県東京湾沿岸のビジネスホテルを取った。チェックインを済ませた私はビールを飲みながらしばらくテレビを眺めた。
当週の月曜日から「日本に着くまで禁酒する」との誓いをしました。
誓いを……破る!
— 灰汁詰めさn (@coffcoffueecoff) November 21, 2019
(泊まり先を特定さないために部屋の隅っこ撮りました) pic.twitter.com/n10BQcKlVU
すまん、厳格的にはビールではなかった。でも三日ぶりの酒で脳が喜んでいるのを感じる。時間は四時半、休憩が足りた私はホテルを出て、京葉線にのり、東京へ、WARへ向かった。
🌯🌯
東京で降りた俺を迎えたのは、イワシの群れのごとく地下道を行き来するサラリマン、サラリマン、そしてサラリマン!なんてこった!以前が休日の昼頃しか東京駅にいなかったため知らなかった、ラッシュアワーの東京、ヤバイ!京葉線から東京駅メインホールへの道は長い、向かってくる人を避けたり、五分でようやく一回の丸の内改札に出れた。今夜の空地は冷たくて乾いている。俺がよく知る日本の空気。Google mapを確認し、まずは丸ビルへ向かう。そこに目当ての店がある。
ウムウム グッドブリトーズ
ここはフォロワーのazitarou氏が教えてくれた店だ。ブリトーの専門店、注文方法はサブウェイと似ている。店内の席は少なく、とてもランチタイムに対応できる思えない。普段はテイクアウトがメインでしょう。駅と違って人があまりいないのが都合がよかった。
「ブリトーの……ケイジャンシュリンプ、レギュラーでお願いします」
「お米は十榖米とコンソメライスとちらにしますか?」
無論コンソメライスだ。ブリトーを食べて健康になりたい奴がいないだろ。
「サルサはどうしますか?」
「スパイシーで」
「ほかにも入れますか?」
「あっ、じゃコーンの奴も」
ここのトルティーヤは小麦製からな、少しでもコーンが欲しい。
「パクチーいれますか?」
「いや、パクチー抜きでお願いします」
最後に追加料金でアボカドソースもかけて、完成だ。
ウムウム pic.twitter.com/l36UzCXs1J
— 灰汁詰めさn (@coffcoffueecoff) November 21, 2019
太い。飲み物はジンジャーエールです。
アルミホイルを剥く、かなりボリュームあるな。
☠この先にグロ画像注意☠
中身はこんな感じだ。野菜の量が多い。ライスにケイジャンシュリンプのたれが掛かってとても美味しい。このエビ、エビと思えないすごい弾力だ。もはやシャコだよ。どうやって作ったんだ?
ご馳走様です。ライスと豆が少なめ、野菜多めで味は薄めでヘルシーな感じでした。ちょっと俺が求めたソールブリトーとは違ったかな?俺の注文が下手だったかもしれない。10点中7点。ちなみにタコベルのブリトーは7.5、GYGは7.7って感じだ。俺は胃が開かれ、更なるブリトーを求めて地上に出た。
北へ少し歩いたところで東京メトロにたどり着いた。ここにはフリホーレスというメキシコフードショップがある。ビルの構造に惑わされて少し迷ったがようやく入店。店内が結構ひろい。照明は暗め。
豆知識:Frijoles(フリホーレス)はスペイン語で豆の意味である。豆だけに。
さっそく注文だ。ここはタコスもあるちゃあるが、ウムウムは小麦粉のトルティーヤと使ったのでコーン・ウォーを起こすにはやや不公平。ここはやはりブリトーにしよう。オーターもやはりサブウェイ式か。
「ブリトー、レギュラーでお願いします」
「はい、ではこの四種類から選んでください」
店員が見せたのはライス、豆2種類、そしてピーマンとオニオンが入ったボールだった。
「ライスとえっと、こちらの豆で」
「かしこまりました。肉はどちらにしますか?」
「えっと……かっ、く、カーニタスで」
噛んじゃったわ。にもかかわらず店員が手際よくトルティーヤに具をのせていく。
「サルサはどうしますか?」
「レッド……この辛そうなやつで」
「はい」
名前を読み上げるのを諦めた。たってアクセント間違えたら恥ずかしいじゃん。
「トッピングはナニニシマスカ?」
「サワークリームとワカモレでお願いします」
「ワカモレは別料金になりますかよろしいですか?」
「はい」
手際よくクリームとワカモレを掛けて、巻くと、俺のブリトーは完成した。フゥー、緊張したぜ。
「あとコロナもお願いします」
するとこうなった。
二本目、フリホーレス pic.twitter.com/8vrwaTALAK
— 灰汁詰めさn (@coffcoffueecoff) November 21, 2019
太い。早速かぶりつくぜ。
☠この先にグロ画像注意☠
Oh boy, it was so GOOOOOOD.
溢れんばかりのの肉汁が食材を潤い、一体化させる。辛いサルサと、甘くて塩っぽく仕上げたカーニタスが互いを引き合う。あっという間に顔に汗が浮かんだ。そして辛さを和らげてくれるサワークリームとワカモレ。これぞ俺が求めたストリートフードや。
ご馳走様でした。本当に良かった。クリームとレッドなんとかサルサの組み合わせはまずかったかと心配してたが、最後の一口まで美味しかった。そしてカーニタスは素晴らしい。筋肉繊維に混じった脂肪の塊はまさにサプライズ。8.2点。今まで一番うまい。
豆知識:カーニタスとは、豚肉をラードで長時間かけて煮込んだメキシコ料理である。脂で肉を煮るというのは東アジア人にはなかなか見られない概念だが、なぜか肉はとても柔らかくてジューシーに仕上がる。アメージング。
よって今夜のブリトー・ウォーは私心でありながら、フリホーレスさんの勝利とします。
War is over. pic.twitter.com/4OTiKhX1qC
— 灰汁詰めさn (@coffcoffueecoff) November 21, 2019
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