四神湯
中国伝統に伝わる四つの神獣、東の青龍、西の白虎、南の朱雀、北の玄武をモチーフしたこのスープは名前の通り、各聖獣にちなんで蛇、猫、鶏、亀をつくつく煮込んで……なわけ無いだろ。現代でやったら大変な事になる。食材的と道徳的にも。
えっとね、Wikiによると、昔の人は蓮の実、オニバスの実、ナガイモ、マツホドに豚の胃と小腸を加えて作ったスープを“四臣湯”と呼んでいたが、いつも間にか四臣が四神になってしまった。まあ四神の方がカッコいいし、オールオッケー。
現在ではオニバスの数が激減したためジュズタマで代用している。薬膳の苦味が大幅に減った結果、食べやすい親しまれるスープにになったそうだ。
作り方は簡単。清浄した豚の胃と小腸と四神(上に書いた四種の漢方のことだ)を全部鍋にぶち込んで、煮る。具材が柔らかくなると仕上げに塩、胡椒、米酒で調味したら完成。
簡単と言ったが、煮る時間と火加減が大事だ。特にナガイモやジュズタマは煮崩れると美味しくない。
体の湿気の排出、内臓機能の保養、免疫力の増強などの効力があるとされているが、俺はそちらの効果を特に期待していない、ただ美味しいから食べている。
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