【新たなる】スカーキング様のかっこいいところを見たい【帝国】
ということで、今日はゴジラxコング新たなる帝国を観て来ました。ゴジラvs.コング以上に怪獣バトルが増し増しで私は満足です。なによりモスラの再登場が熱すぎますね。モスラがホロウ・ワールドの空を舞う場面は美しく荘厳で、冷血漢の私でも思わず目が潤った。
というわけで今回もネタバレあり感想を書きます。致死レベルなので気になる方はスキを押してからブラウザバックをお勧めします。ええ、日本では4月26日公開ということはもちろん知っています。しかしこちらはいつまでたってもゴジラ-1.0が来てないんで鬱憤が溜まってますよ。悪く思わないでくださいね。
ゴvs.コではゴジラが地上、コングがホロウ・ワールドで暮らすことになった。今作はゴジラのぶらりグルメ旅とコングのホロウ・ワールド冒険、2つのパートに分かれて進行します。両親を殺されて孤児になったコングにとって、同族を見つけて再び家族を作るのが夢でしたが、探索の末にやっと自分と似た大エイプたちに出会ったが、それは悲願の達成ではなく、新たな闘いの始まりであった。
邪悪なるエイプの王、スカーキング
今作のヴィランを務めるエイプ型のタイタン、スカーキング。かつて地上への侵攻を目論んでゴジラと激戦を繰り広げたが破られ、郎党と共にホロウ・ワールド深部の監獄に追放された過去を持ってます。体が細く、手足が長くオランウータンとテナガザルを足して割ったような、あるいは現実のMMA選手に近い体型している。ガチムチのコングを区別をつけたいでしょうか。顔つきがワルっぽく「グッフッフッフ……」と邪悪に笑います。前々から「細すぎ。とてもコングとゴジラに相手できると思えない。ていうかダサい」のような意見がXで散見されましたが、実際ゴングとの初戦闘ではフィジカルで押され気味でした。メインウェポンである骨ウイップの殺傷能力も何気にしょぼい。おもちゃの売上は期待できなさそう。
フィジカルではゴジラとコングには及ばないが、スカーキングはその邪悪の知性と集団戦でカバー。さらに最強の切り札を隠し持っている。
氷結竜シモ
ゴvs.コでは喧嘩と見せかけ、最後は協力してメカゴジラを倒す展開のように、今回もゴジラとコングが協力してスカーキングを倒すだけでは終わらないんじゃないか?と予測した方も多いでしょう。その通りです。
スカーキングが隠し持っていた最強戦力、それがシモです。背中に結晶の棘が生えた四速歩行恐竜のような姿はアンギラスの面影があった。PVで一瞬に映った目を青く光らせるタイタンがシモです。
シモは体型がたくさん飯食ってバンプ・アップしたゴジラよりも大きく、口から吐き出す冷凍ビームは威力が凄まじく、コングアックスのエネルギー吸収を貫通してコングの右腕を凍りつけにして戦闘不能に追い込み、海と雲を瞬時に凍らせ、ピンク色に変身を遂げたゴジラですらシモに対して始終優位をとれなかった。
それほどのパワ―の持ち主はなぜスカーキングに従うか?それは弱みを握られているからです。スカーキングの骨ウイップの先端におそらくシモの体の一部である結晶があり、それをスカーキングがかざすと結晶とシモの棘が共鳴し、激痛が走る仕組みになっています。スカーキング苦痛でシモを支配して戦わされているのです。
こうしてみると今作はドラゴンボールを思わせる場面がたくさんありますね。やっと出会えた同族は侵略的な敵性存在だったり、ゴジラは背びれの色が超サイヤ人ゴッドSSのブルーから超サイヤ人ロゼのピンクになったり、痛みと恐怖をもって他者を無理やり従わせたりなど。そして様々な悪さをしてきたスカーキングには因果応報としか言いようがないスカッとした最後が待たれます。私はスカッとしました。
呪縛から解放されたシモの表情はうれしそうで私もうれしい。