グリッドマンに関する思い出
私のグリッドマンに関する最初の記憶はアメリカのリメイク版、すなわち”スーパーヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド”である。パワーレンジャーブームに乗じて輸入された。でもグリッドマンのことがちゃんと電光超人に訳されたし、劇中もずっと”電光超人”と呼ばわれていた。
話の流れはだいたいこうです。
薄暗い部屋の中、陰キャラの少年が一人でモニターに向かってなんらかのタイプ作業している。突然、フルヘルメットをかぶった黒い人がモニターをジャックして映し出す。
『Arrrgh……今回の作戦、必ず人間を恐怖のドン底に陥れてやる。準備はいいな?』
「へっへっへ、任してくださいな!今回はとっておきの電脳獣を用意しましたぜ!」
と陰キャラは猛烈にキーボードを叩き、電脳獣をサイバー世界に送り込んだ。
場面転換、真夏で、エアコンが勝手に動き出して熱風を吐き出している!町は大混乱!その異変に気付いた仲良しグループは直ぐに部室に集まり、サイバー空間にダイブした。そして案の定電脳獣が暴れている!
「あいつがエアコンを誤作動させた元凶なのか?よし、ぶっ倒すぞ!」
電脳獣に飛びかかる電光超人!だが得意の格闘技も構造が人間と異なる電脳獣に通じず苦戦!カラータイマーが鳴り始めたぞ!どうする電光超人!どうるする仲良しグループ!
「こんな時ホットドッグがあればなぁ~」と呑気な発言をする自称異星人の不思議マン、彼は空気を読めないことで有名だ。
「ホットドッグ……そうか!」軍師役の彼はなにかを思い付き、猛烈にキーボードを叩いた。「電光超人!武器をそっちに送った!受け取れ!」
サイバー空間にワームホールめいた穴が開き、盾みたいな物が電光超人の左手に装着する。
「これはっ!?そうか、わかったぞ!」瞬時に状況を把握した電光超人。
「イヤーッ!」盾で電脳獣に殴り付かる!「グオーッ!」「イヤーッ!」再び殴りつける!「グオーッ!」「イヤーッ!」盾に隠れたダガー(ホットドッグ構造だ)を引き抜いて斬りつける!「グオーッ!」
「とどめだ!シィイイアアーッ!」「グオオオオン!!」
ダガーを盾に戻し、電光超人が腕をクロスに構え、盾の中心にある砲口からビームを発し、それを受けた電脳獣が爆発四散!
「あっ、冷房が戻りましたわ!」
世界が救われたのだ!
場面転換、薄暗い部屋。
『またしくじったではないかーッ!』黒い人がモニター越しに電撃を放った!
「グワーッ!やめてくださいグワーッ!次は、必ずグワーッ!」悶える陰キャラ!
これを毎週日曜の午後一時テレビの前に釘付けて観てたな~なつかしいな~今年のグリッドマンはキャラが皆かわいく(ていうかエロく)なって少々抵抗感がありますがけどね。
(このnoteの内容は筆者の記憶に沿って再現したもので実際放送した内容にかなり相違があるかもしれません)
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