【剣闘詐欺疑惑】しかし大当たりだった
今年はアイカツ!シリーズ10周年。ライブ、記念アルバム、記念グッズなどが次々と発表されて盛り上がっているが、遠い国に住んでいる私とあまり関係ない話だ。
ミララボはyoutubeでIP制限なしで配信されているし、無印~プラネットは合法的に輸入されて従来のコンテンツをいつだって視聴できるが、一度はアイドルとしてデータカードダスで活躍していた自分はどうしても過去の栄光が引きずって、物足りなさを感じる。
国中の量販店やゲーセンからデータカードダスアイカフレンズの筐体が撤去去れた時から、日本に行ってPS5が買えるぐらいの金額でアイカツしてやる計画を立ててから2年、第四のホースマンが依然と跋扈している。出国はできなくはないが、隔離のあいだの出費はたぶんPS5を10台以上買えるぐらいになりそう。つまり私は破産する。
このような状況に置かれて、私は飢えて……餓狼に、HUNGER WOLFになった。
ホビーショップの前を通るたびに、血眼になってアイカツ関連のガシャポンや一番くじがないかと確認するようになっていた……
前置きはここまで。要するに私は今日も台北地下街を彷徨い、アイカツを求めていた。そしてとある店の先に気になるポスターが貼ってあった。
何度も引いたことあり、そしてこれにしか引いたことがないアイカツ!の一番くじだ。二年前、しかも現在ではアイカツシリーズで最後の一番くじだと聞くと憂愁ただようね。私はこいつでB賞を引いたことがあった。
店外に飾られているまた引かれていないやつを表示するポスターはI賞が残り1、H賞が残り2と知らせている。つまりこうだ。残り3つのくじはどれもレア枠で、3つ全部買えばラストワン賞が手に入るってわけだ。
財布に手を伸ばすが理性の声が語りかける。このままではただの衝動買いだ。前に当たったB賞だって、飾らずにクローゼットのなかで腐ったままではないか?いったんここから離れて、頭を冷やすんだ。10分経っても気持ちが変わらなかったらその時に検討しよう。
理性の声に従って、私は店から離れて適当に散策した。インドネシア雑貨屋でコンビーフを購入した。
10分が経った。相変わらずラスト賞が欲しいか?欲しい!己の欲と向き合って、私は店へ向かた。
「すみません、一番くじが引きたいです」
「はい、どれにしますか?」
「アイカツのやつです」
「アイカツですね。はい」
「えっ」
店員が出した箱の中は予想と程遠い、20枚以上のくじが入っていた。私は訝しんだ。
OK、脳内で店員を暴力して落ちつきを取り戻した。残り枚数を偽造して客を釣る。そんなやり方はありなのか?教えて詳しい人。テンションがかなり下げたが、ここで引き下がるのもなんかダサいので、続行。
「3回引きます」
「では900元になります」
900元!?たっっかっ!データカードダスなら30回遊べる金額だ!定価より60%増しているんじゃないか?そりゃ輸入品だから定価で売ってくれとは言わないけど流石に暴利じゃないの?釣り+ぼったくりの2連コンボとはお見事みなだぁおおん?クソが、もう二度この店のにくるかよ!
震える手で店員に1000元札を渡し、くじを3枚選ぶ。いいやつが引けなかったらと俺は特に何もせず悲しい気持ちで家に帰って酒飲んでnoteで有料記事を公開して同情を稼ぐつもりだ。マルス神よご加護あれ。
さて、アクズメさんのくじ運はいかにーー
H賞 アクリルスランド*1
I賞 サイン入りアイドルボード*1
L賞 赤面紫吹*1
いい当たりだった。あかり同志の新規イラストが見れて先ほどぼったくられた屈辱が千里の外へ吹き飛んだ。
さらにあかり同志のアクリルスタンドも出た。はい優勝。私の完全勝利です。アイカツ!見たあと、あかり同志に対しては推しというより崇拝に近い感情となってね。あかり同志がLet there be riotとキラキラッターで言ったら喜んでバットを持って街に繰り出して反政府行為するだろう。アホか。あかり同志がそんなこと言うわけないだろ。
これでアイカツなき飢えを一時的に凌ぐことができた。BANDAIを許してもいい気分だ。これからも私が興味をもつグッズを輸出してくれよBANDAIさん。余裕があれば買う。