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読書メモ: もういちど読む山川日本史

今日はこれです。読んでいる最中の本について書く読書メモですが、この本は読み終わらない本です。何かのタイミングで繰り返し読んでいます。

私の本棚にあるのは2009年の本です。今は2017年の新版があります。内容の比較はしていません。新版はこれ。

この読書メモは旧版を読んで書いています。1ページ目に「ふたたび日本史を学ぶ読者の皆さんへ」という文章があります。要約すると目標はこんな感じ。

・過去を振り返り将来を構築する、情報としての教養書

・高校の教科書をもとに、簡潔かつ明確に表現した

・1冊で日本史の全体像を把握

日本史の全体が詰まっていると考えると、350ページに収まっているのは随分コンパクトです。本筋は淡々と歴史の事実を連ねています。そこに、コラムをはさんで物語として印象付けるような構成です。あとは、読む人がここから紐解いた内容を何らかのアウトプットに展開すると良さそうです。というわけで、私がこの本を読む作戦は以下の通り。

1. 本筋に沿って全体像を把握する

2. コラムを読みながら各時代の雰囲気をつかんで、あれこれ想像する

3. アウトプットする予定はないので、認定試験を受けることを検討

1. 本筋はとにかく淡々と進んでいくので、目的なしに読み進めると上から下へ受け流して終わります。引っかかる単語を拾い上げていくと、それなりの教養になりそうです。全部拾えば、何かの試験の対策ができます。

歴史の解釈はあれこれあるはずなので、正しい理解をするためには他のソースと比べるのも必要です。他の情報を探るための軸として、この本はちょうど良い分量だと思います。

2. コラムは面白い。興味を引くかどうかなので、自分が好きなところを読んで納得しています。主観が入っているところもあるので、本当かどうかというのは、とりあえず置いて素直に楽しみます。

本筋が淡々と進むので、読み進めるためにコラムがあるのが非常に助かっています。個人的には「仏像の作り方」などが、何十年か前に読んだ教科書に書いてあったよなという記憶とリンクして楽しめます。

3. この本の外側にも広げたい。と思って調べてみると日本史の知識の認定試験がいくつかあるようです。こういうのを目標にしてみると、この本にどう向き合うのか決まりそうです。

認定試験は目標ではないので、どれだけの本気度で読むか決めるための基準です。少し前は通訳案内士試験とかあったのですが、なくなったみたいなので資格ではなく、レベルの認定ですね。

仕事上も趣味の上でも、今のところ日本史を学ぶ必要はありません。それでも、時々アップデートしておきたい教養の一つです。

では、また明日。

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