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自分らしい発信

自分らしい発言を考えた場合、私の場合は、自分の経験をもとにした事がほとんどかなと。

物流の事を書いている方々のほとんどが、管理職やマネージメント職を経験している人がほとんど。

私は、管理職の経験もなければ、マネージメント職の経験もありません。

現場でフォークリフトの作業者として、転職をしながら様々な物流の現場で働いてきました。

なので、現場目線での物流についての発信になっています。
この部分で、自分らしい発信しになっているかなと思ったりします。

正直、物流現場作業者が、こういった発信をするのは珍しいのではないかと思うのです。

珍しいと言えば、私は、15年前ぐらいにコーチングを学びました。
その頃から、現場作業者の立場でありながら、現場作業者に対して人材育成が必要だと感じてはいました。

ただ、物流現場は、他の業界に比べて、変化を極端に嫌う業界。
変化をしない安心感に浸っている業界とも言えます。

なので、今も昔も、現場作業者に対しては、人材育成なんて必要ないという風潮が根付いています。

そして、現場作業者自身も、学ぶ事に対しては消極的。
これが、今の物流の停滞、変革の遅れを招いているのだと思います。

私の場合は、物流業界以外の人達と接する事で、無性に危機感を感じました。
その結果、コーチングを学び、ファシリテーションのセミナーに参加したり、色々な自己啓発系のセミナーなどに参加をしました。

この時点で、物流現場作業者としては、変わり者なのかもしれません。

たぶん、その根底にあるのは、昔、働いた倉庫で、一人で考え、行動する楽しさと充実感を知っているからかもしれません。

時間を忘れるほど、目の前の仕事に集中する事を経験したか、しないかで、仕事に対する姿勢や考え方が変わると思うのです。

仕事でフロー状態・ゾーンに入った事があるかないかで、仕事に対する価値観も変わると思うのです。

そして、一度は、自分では、どうしようないという地獄のような状態を経験するか、しないかによって、思考の柔軟性と幅が変わってきます。

仕事の面白さは、リーダーシップを発揮して、達成感を感じる事だと思うのです。

そのためには、地獄の状態も経験する必要があると思いますし、色々な事を学び、経験する必要ると思うのです。

そのためにも、仕事に対する自分のミッション、将来のビジョンを明確にする必要があると思うのです。

物流現場作業者には、仕事に対する自分のミッションも、将来のビジョンもなく、目の前の作業を終わらせる事だけを考えているのです。

それでは、物流業界が時代に合わせて変革をするはずもありません。

もちろん、色々と頑張っている経営者や現場作業者もいますが、全体から言えば微々たるものです。

現状を考えれば、経営者からのトップダウンよる権限による変革と現場作業者からのボトムアップによる変革をしなくては、凝り固まった古い古い固定概念は変える事が出来ないと思のです。

2024年物流危機問題と言われ、荷物が運べない、届かないと騒いでいても、現場は、のほほ~んとして、なる様になると言った感じ。

物流業界の大手企業が、騒いで、色々な対策をして、元請けの物流会社だけ、利益を上げ、成長をする一方で、目の前の仕事に追われている二次、三次、四次の中小・零細の物流会社は、現状維持をするのが精一杯と言う物流業界の格差が、2024年以降、さらに広がると思うのです。

さらに言えば、製造メーカーも、物流部門に力を入れて、自前の倉庫、トラックを持ち、運行を始める可能性もあるのです。

私自身、大手の製造メーカーの構内物流を請け負っていた物流会社で働いていたので良く分かります。

わざわざ、構内物流をアウトソーシングして、全体の指示系統を分断する必要はないと思うのです。

情報の共有化、一括管理を考えた場合、アウトソーシングをするのは、デメリットしかないのです。

現場作業者も、自社で教育指導した方が、全体の作業レベルも平均化されますし、人員の配置転換などにより、人的資産の活用がスムーズに行えるのです。

私から言わせてもらえば、現場作業者には、現場の作業だけをやらせておけば良いという時代は終わっているのです。

現場作業者の経験、知恵を活かしていかなくては、物流業界のレベルを底上げが出来ないのです。

そのためにも、現場作業者の人材育成にもっと力を入れて、自分で考え、発言・提案が出来る現場作業者を育成していく必要があるのです。

現場作業者は、現場作業を行うだけの人と言う定義を根本的に変える必要があるのです。

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