第五話:住宅ローン物件、賃貸に出す愚行
私の実体験を元に不動産投資への失敗を書いていく。
本日は、第五話、住宅ローン物件、賃貸に出す愚行。
正直経緯含め思い出すことも嫌になるが、同様の被害者を増やさないためにも、しっかりと記載していこうと思う。
リフォーム不備や購入物件への不満からクレームし、月額返済費の負担を勝ち取ったものの、管理費修繕積立費の支払いは発生する。微々たるものだが毎月続くと嫌なものだ。
とりあえず、自身の生活習慣にも合わないと感じ、すぐに引っ越すこととした。(じゃあ、なぜ買ったんだと本当に言いたくなるが、買ってしまったものはどうしようもできない・・・)
都内への引越しを終え、とりあえず物件は空室状態とし、しばらくそのまま放置していた。すると、銀行から本人確認書類の送付が届かないと連絡が入り、住んでいないとも言えない(Z氏から言うなと言われていた)ため、出張が長いためホテルに泊まっている等いろんな言い訳をしながら、いつも銀行に本人確認書類を取りに行っていた。中身は、年末返済残高の確認書類だが、どうやら年2回程送付されてくるらしい。
数年が経ち、良い加減毎月管理費等のみ支払うのもバカバカしくなり、Z氏にそもそも賃貸に出せるという触れ込みだったんだから、買い取ってもらうか賃貸に出してもらうかしてくれと依頼したところ、Z氏は既に不動産関連業とは離れており、とりあえず知人を介して賃貸業者を紹介してくれた。
賃貸業者のA氏は、Z氏はもちろん、X氏も知っており、会社は別だが同業者だからなのか、古い付き合いのようだった。
非常に気さくで温和なA氏は、手際よく段取りをしてくれ、面談から1ヶ月程度ですぐに賃借人を見つけてくれた。元々家賃を負担してくれていたこともあり、相場より結構安めに出したことがよかったのだろう。
これで、賃料も取りつつ家賃負担のダブル収入で、管理費等の出費を楽々カバーできるようになったのだ。
浪費はしなかったが、生活に若干の余裕が生まれ、この頃プライベートでは結婚することもあり、順風満帆のように感じていた。
何ならサラリーマン大家になった気分で少し胸を張る程調子にも乗っていたのかもしれない。。。
ただ、そんな状態も長くは続かないのだった。
第五話を振り返って今思うこと
とりあえず月額家賃の負担はしてもらったものの、そこから賃貸に出すタイミングで、彼らの言うことを鵜呑みにせず「住宅ローン 賃貸」とググることができれば、簡単に危険な行為であることは分かったはず。加えて、そういった被害者向けの相談窓口も見つけることができたはず。第一話からそうだが何で自ら学ぶ、調べるという能動的行動を取ることができなかったのか。本当に悔やまれる。今更どうにもできないのだが。。。。
次回、第六話、賃貸銀行にバレる。ここからが本当の地獄の始まりとなる。