第三話:物件紹介と契約
私の実体験を元に不動産投資への失敗を書いていく。
本日は、第三話、物件紹介と契約。
正直経緯含め思い出すことも嫌になるが、同様の被害者を増やさないためにも、しっかりと記載していこうと思う。
Z氏に誘われ参加した不動産セミナーを終え、数日後に改めてZ氏より、年収の低い私(当時500万円以下)でも買える物件をX氏のネットワークであれば紹介できると連絡をもらい、進めてもらうよう依頼をした。
そこから更に数週間後、関東圏のファミリータイプ区分マンションが見つかり、本人居住であれば将来的に結婚して使うこともできるし、賃貸としても活用できるため、魅力的ということで、その物件を見学してみることにした。
紹介当初より、実際に居住はせず、賃貸用として使いたいと伝えており、最初の2年程度居住すれば、賃貸出せるから安心してくれと言われ、それを鵜呑みにして買う前提で進めていた。且つX氏の目利き力は絶大であるような説明を再三受けており、正直X氏経由で買えるものであれば、何でも良いとさえ思ってしまっていた。
物件見学当日、最寄駅でZ氏と待ち合わせをし、現地へ行くと有名ブランドのしっかりしたマンションだった。確かに、見るからにしっかりしており、買うには申し分無いように思えた。(適正価格であれば・・・)
居住中ということもあり、エントランスやマンション周辺までしか見ることができなかったが、買う方向でX氏の高級外車に同乗し、都内の事務所へ向かったのだった。
この時の心境は、逆に思いっきり買って失敗してみた方が自分の人生には良いのではないかとさえ思っており、騙される云々の前に、精神状態はおかしかったのかもしれない。。。
事務所に到着後、現居住者よりX氏の運営する会社が物件を購入し、フルリフォームをした上で、私に販売するという内容だった。従い、リフォームの内容は開示できないが、最新設備を投入するため安心して欲しいことと、レインズ含めた物件の評価額の説明を受け、妙に納得感のあるものだった記憶だけが残っている。
最終的に、3,000万円を超える価格でのオーバーローンで購入することとなった。
第三話を振り返って今思うこと
これまでの話同様、素直に信じ過ぎている自分の馬鹿さ加減を悔やんでも悔やみきれないことに加え、当時賃貸居住していた自分は、賃貸マンションを探す時はこれでもかと複数の不動産を回って納得感100%でしか契約していなかったにも関わらず、3,000万円を超える買い物に対して全く検討することなく言われるがまま買ったことは相手も悪いが、明らかに浅はかすぎる自分も十分に悪い。当然、今なら買うはずは無いし、買うにしても、もっと検討をしながら適正価格までの値下げを交渉したりは最低限できる。
後悔先に立たず、契約してしまったからにはどうしようもないのだが・・・
次回第四話は、入居後発覚リフォーム不備と交渉について記載したいと思う。