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【少年院に寄付します】4:浪速少年院の見学

2023年1月から、少年院、刑務所、そして出院・出所された方々への寄付活動を行っています。なぜそのような寄付を? と思われる方もいるかもしれませんが、詳細は過去の記事をご覧ください。


今回は少年院の見学をしてきました。


浪速少年院スタディツアー

毎月寄付をさせていただいている育て上げネットさん主催の「浪速少年院スタディツアー」に参加しました。参加者は二十名くらいだったかな。
前々から各地の少年院スタディツアーが開かれており、行きたいと思っていのですが、なかなか予定が合わず。今回はなんとか予定を合わせて、大阪まで行ってきました。

浪速少年院に向かう上り坂


少年院についての説明

初めに、少年院のシステムや一日の生活、指導内容についての説明を受けました。指導には、今後問題を起こさないようにするための生活指導や、出院後に仕事を得るための職業指導だけでなく、高卒認定試験などを受けられる教科指導もあるとのこと。勉学の機会があるのは素晴らしいですね。

実際に見ることはできませんでしたが、本もいろいろ置いてあるそうです。難しい本だけじゃなくて漫画なども置いてあるというのが、個人的にはとても良いなと思いました。読みたいと思うものから読んでほしい。


少年院に関する誤解がいくつかあることも、知ることができました。例えば、少年院は不良やヤンキーが多い危険な場所だと思われているけど、実際にはそういった子たちに指示されて罪を犯してしまった子や、世間と上手くコミュニケーションが取れずに非行に走ってしまった子たちも増えているとのこと。内情もいろいろ変わっているようです。


実際に、出院後に寄付によって助けられている子たちとのエピソードも聴くことが出来ました。どうして自分たちなんかに寄付をしてくれる人がいるの? そんな神様みたいな人が本当にいるの? と驚く子たちもいるようです。
その話を聞いて、私は鳥肌が立ちました。自分の行動が間違っていないんだと思えて、ちゃんと役に立てているんだと思えて、感動しました。
私がそういった子たちに直接会うことは、きっとない。名前も顔も知らない。でも、経済的にも精神的にも、救いになり続けられたらいいなと心から思います。


院内見学

続いて、寮や作業場を見せていただきました。
屈みながら少し背の低い入口を潜って寮の部屋に入ると、ベッドがいくつかあって、学校の机と椅子があって、辞書や漢字の教材があって。誰かの声が、想いが、聞こえてくるようでした。
場所によっては、クーラーを点けられない場所もあるとのこと。例えば木工の作業場は、おがくずが飛んでしまうからだめとか。歩いただけでも暑かったので、実際に作業するときはかなり大変だと思います。

ちょうど中庭のようなところを歩いたときに、子どもたちがプールで泳いでいるところを見かけました。他にも、整列して院内を移動している様子も少しだけ見ることができました。彼らの表情、声を忘れることはないと思います。


ツアー参加者の意見交換会

最後に、ツアー参加者のみなさんの自己紹介と感想を聴きました。みなさんの考えていることをいろいろと知れて、貴重な経験となりました。
また、感想を話すにあたって改めて自分の意見をまとめるいい機会にもなりました。今していることに加えて、これから自分に何ができるか、何をしていくか、しっかり考えていこうと思います。


今後も……

引き続き、寄付活動を続けていきます。自分は決して裕福ではないけれど、少しだけでも、力になれたらと思います。
いつも皆さんが記事を読んでくださること、記事に♡を押してくださること、リポストしてくださることが、とても力になります。本当にありがとうございます。引き続き、よろしくお願いします。


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