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本当にモテる人の言葉は他人を傷つけない

仕事の先輩との会話。どうやったらモテるか、の議論をよくします。お互い既婚者ですが、異性からは好かれたい……。あーだこーだ、他所から見ていると不毛に思われるやりとりですが、ふと何気なく先輩が話したお子さんのエピソードにヒントをみつけました。

先輩には利発で可愛い男の子のお子さんがいます。我が娘の1つ上で、ちょいちょい遊んでもらうのですが、娘に対する発言や行動のイケメンっぷりに、母の私までメロメロになっています。久しぶりに遊びに行くと、

「ユウマ(仮名)、ずっとヒマワリちゃん(仮名)に会いたかったよ。」

と笑顔で出迎えてくれたこともあります。かわいい……。そんな大人の女性も虜にしてしまうユウマくんですが、やはり通っている幼稚園でも男女問わず人気者の様子。あまりに人気者すぎて、ユウマくんの周りでは誰がユウマくんと遊ぶのかで争いになることもあるようです。親としてはモテる我が子を誇らしく思う反面、幼くして大変な渦中の人となってしまった我が子を心配することでしょう。

ある日も、ユウマくんと遊びたいお友達が、「ユウマくん、こっちきて。」と各方面から一斉に誘ってきたようです。困ったユウマくんは、自分でこの子と遊ぶと決めるのではなく

「ユウマは1人だよ。」

と一言静かに伝えて、その場を治めたのです。え、すごくないですか?幼稚園生ですよ。人徳に年齢は関係ないですが、とっさに誰も傷つけない言葉を言えるなんて。私だったら「昨日はサトシくんと遊んだから、今日はヒロシくん」と、お前何様やねん!というようなことを言ってそうです。まさに究極のモテ術をここに発見した気がします。

◯◯しよう。◯◯したら?と自分の意見を伝えたり、相手に提案したり、自分の意思表示をはっきりすることも大事です。一方でユウマくんのように事実を伝え、相手に考えさせて判断や行動を促すことで、誰も傷つけずお互いにウィン=ウィンの関係を築けることもあります。むしろ、モテる人をよくよく観察するとそういった発言は多い気がします。

髪型を変えた異性に対し、「髪、切りました?」と一言まずは事実を述べる。
「そうなの、ちょっと切りすぎちゃって。」「確かに前と雰囲気変わりましたね。」
「変かな?おでこ広く見えない?」
「おでこ広い女性、好きです。」
きゅん♡(実際に私が切りすぎた時のとある下りです)

でも、モテない私がよくやらかすのは、「髪思い切りましたね!サッパリしましたね!」と、いきなり自分の意見をストレートに伝えてしまうこと。相手も切りすぎた、新しい髪型失敗した、と思っている場合、追い討ちをかけてしまっています。こりゃモテんわ!(気づくのどんだけ遅いのか……。)

周りの人を傷つけずに円滑なコミュニケーションをできるか。これが究極のモテ術なのでしょう。これからは、相手にウケる発言ばかり狙いにいくのはやめよう。どうせそんなに面白いことも言えてないし。

それにしてもユウマくんのこれからが楽しみすぎる。

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