きらら短歌 十一首
荒井チェリー『いちごの入ったソーダ水』第一巻
かっこいい姉御の背中女子がいてお嬢様校一年生なり
花泉月と書いたらルナと読み若気の至りかっこいいよね
今までは布団だったよベッドにて回って落ちる少女相部屋
二度寝して、ねえ、それ家じゃダメ三度の飯も好きな姫君
まっとうな学園生活おくりたしおーのかけごえ入学式前
暗そうな先生だけどよろしくね肩にクモいる今日の目線で
お嬢様オーラを放ち自信ありドリル委員長柔らかし髪
うたた寝をぜったい許さぬ冗談をひとつ笑える友情の花
文芸部次に入れる部活にはパーカーを着る女子も来にけり。
追いたいと思う背中を追い掛けてまずは着替えつ上目メガネに
ヨコシマな目でみる過去の名作の陰に見えたる薔薇のひとひら
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