九州マンガミュージアムができたらいいのにね、という話
「北九州市漫画ミュージアム」という施設が、福岡県北九州市にあります。同市が松本零士、わたせせいぞう、畑中純、北条司ら（敬称略）を輩出していたことから、これをまちおこしに活かそうとしたものです。
施設自体は面白いのですが、正直もったいないなとも思いました。福岡県全体でやれば、もっと多くの漫画家がいますし、九州全体で見たらなおさら。「九州マンガミュージアム」ができたらいいのになと。
九州のブロック紙である西日本新聞に連載され、後にまとめられた『九州漫画家図鑑』（2000年）という本があります。71名挙げられた漫画家の中には、長谷川町子・萩尾望都・古賀新一・鴨川つばめ・江口寿史・小林よしのり・井上雄彦・尾田栄一郎など錚々たる顔ぶれ。
最近でいえば『鬼滅の刃』の吾峠呼世晴がまず福岡県。『ちはやふる』の末次由紀も福岡県。『キングダム』の原泰久は佐賀県出身の福岡在住。『進撃の巨人』の諫山創は大分県大山町。『東京タラレバ娘』の東村アキコは宮崎県…と結構充実したミュージアムになると思うんですけどね。
#進撃の巨人 の主人公エレンらの像が作者である諫山創さんの故郷・大分県日田市の大山ダムに設置され、諫山さんも参加して除幕式がありました。なぜダムかは、写真を見れば察していただけるかと。記事にはARで現れた超大型巨人の写真もつけています👍 #進撃の日田 #日田https://t.co/o8RSmseBPm
— 朝日新聞大分総局（湯吉） (@asahi_oita) November 8, 2020