注目プロデューサー「磯山晶さん」
企画立案からキャスティング、予算まで統括するドラマプロデューサー(P)。出演者や脚本家と共に、Pに注目すると、ドラマはさらに面白い。
2020年秋ドラマの注目作『恋する母たち』のチーフP、及び2021年1月期ドラマで、長瀬智也さんのジャニーズ退所前の最後の作品『俺の家の話』のPを務めるのがTBSの磯山晶さん。
ちょっと想像して欲しいのですが、21世紀のドラマ界に宮藤官九郎さんという脚本家がいなかったらどうでしょう?『池袋ウエストゲートパーク』も『あまちゃん』も『いだてん』もない世界…。そんな日本ドラマ界の至宝・クドカンを連ドラで初めて抜擢した人こそ磯山Pです。
以降、「ドラマの半分は宮藤さん」と語る磯山P。ざっと挙げるだけで、『木更津キャッツアイ』『マンハッタンラブストーリー』『タイガー&ドラゴン』『吾輩は主婦である』『うぬぼれ刑事』『ごめんね青春!』と名作揃い(そして視聴率はあまり取れない…)。お世話になっています。
編成部時代には『逃げるは恥だが役に立つ』にも関わり、チーフPとしては『恋はつづくよどこまでも』の大ヒットも記憶に新しい所。
フェリス女学院高校を経て、上智大学文学部新聞学科を卒業、TBSに入社した、1967年生まれの52歳。まだまだ活躍してくれそうです。