ドラマ日記『おちょやん』(初回)
新しい朝ドラ『おちょやん』が11月30日にスタートしました。冒頭から主人公の杉咲花さんが、見事な口上を披露。
「大阪のお母さん」といわれ、絶大な人気を博した女優・浪花千栄子さんをモデルしたオリジナル。明治末、大阪の貧しい家に生まれた主人公・千代が、9歳で女中奉公に出され、芝居の世界へ飛び込んでいく物語。
ドラマ冒頭から、杉咲さん・毎田暖乃さん(杉咲さんの子役)・成田凌さん・トータス松本さん・篠原涼子さんのメインキャストによる口上という、珍しい構成。語り&黒衣として、『ちりとてちん』以来、朝ドラ御用達の桂吉弥さんも登場しました。
本編は一言でいえば朝ドラの王道。酒ばかり飲んで働かない父親(トータスさん)、貧乏ながら働き者で、卑屈ではない主人公・千代。初回としては無難なスタートでしょう。
特筆すべきは、子役の毎田さんが上手い、というか達者。少々乱暴に聞こえる河内弁をまくしたてるところなど見事。ストーリー全体に、活気とスピード感を与えています。
口上によれば、毎田さんの出番は第2週まで。子役週も楽しませてくれそうです。