女優ノート『石田ゆり子さん』
気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類! 新春スペシャル!!』に出演する石田ゆり子さん。
芸能界の美人姉妹といえば、広瀬アリス・すず、上白石萌音・萌歌、土屋太鳳・炎伽など(敬称略)色々おられますが、石田ゆり子さんと石田ひかりさんもその一組。
かつては、朝ドラ主演や『紅白』司会も務めた、妹のひかりさんの方が圧倒的に有名でしたが、結婚・出産で仕事をセーブしてきた妹を、『逃げ恥』再ブレイクの姉・ゆり子さんが逆転。女優(女性)のキャリアを考える上での好例。ちなみに、ひかりさんの夫は『あまちゃん』NHKプロデューサー。
当初はお嬢様イメージだった石田さん。『不機嫌な果実』(1997年)を経て、脱清純派に成功しましたが、まずはお嬢様イメージが残る『人生は上々だ』(1995年)。ダウンタウンの浜田雅功さんと木村拓哉さんがタッグを組んだ、異色のドラマでした。
石田さんには、再共演が話題になる俳優が何人かいて、キムタクはその一人。この作品以外にも『プライド』(2004年)、『BG〜身辺警護人〜』(2018年)でもガッツリ組んでいます。
恐らく、一番共演しているのが西島秀俊さん。『サヨナライツカ』(2010年)、『MOZU』(2014年)、『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(2017年)、『名探偵・明智小五郎』(2019年)、『サイレント・トーキョー』(2020年)。今後もあるでしょう。
石田さんのイメージの一つ、“薄幸”女性役の一つだった『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』。西島さんが警察の公安・田丸、石田さんは公安協力者(眞島秀和さん)を夫に持つ女性で、田丸との関係が切ないんですよね。
最後は明るい作品で『釣りバカ日誌17 あとは能登なれハマとなれ!』(2006年)。人気シリーズのマドンナ役として石田さんが登場。恋のお相手には、東京進出を果たし、全国区になりつつあった大泉洋さん。石田さんも大泉さんも若い!
ちなみに、石田さんはジブリ作品にもよく起用されている女優さんの一人。『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994年)、『もののけ姫』(1997年)、『コクリコ坂から』(2011年)に出演していますので、作品でご確認ください。